映画「四月になれば彼女は」

気になっていた映画でしたので、ひとりで無料クーポンを使って映画館で観てきました。春休みなので、平日ながらけっこう混んでいました。映画は、結婚準備をしている俊と弥生のもとに、ウユニ塩湖を旅する俊の学生時代のかつての恋人である春から手紙が届き、そのあと、弥生は「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう」という言葉を残し失踪してしまうというところから話が始まります。俊は、なぜ弥生が姿を隠したのか、その理由を考えながら、場面は「現在」、「春と出会った学生時代」、「弥生と出会った時」を行き来して進みます。その時々での違いをしっかりと表現されていて混乱することも無くわかりやすく進みます。その中から、人は好きな人を愛し続けるためには、何が必要かを三人の立場から考えさせてくれます。相手との関係を当たり前に感じたり、相手に対して気を使っていたり、自分の気持ちを抑えていたりしては、いくら相手を愛していても、愛は永遠ではなく終わりを迎えてしまう。そんなことを伝えてくれてるように思いました。話し合うこと、相手を理解することに限度はありません。年を重ねてもいくらでも話し合うこと、理解すべきことはあって、それを興味を持って続けることが大切なのかもしれません。弥生がどこにいるかを春の撮った写真で俊がわかった時、俊がすべてを察して弥生を追いかけて抱きしめた時、そこが私の涙腺崩壊のシーンでした。普通のありきたりのラブストーリーではなく、いろいろと考えさせてくれる奥深いラブストーリーで、とても良い映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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