気になっていた映画なので、奥さんと長女と三人で観てきました。
「陰陽師0」は安倍晴明の若き日を描いた映画で、戦いのシーンは「ゴジラ-1.0」のVFXを担当した白組が手掛けています。清明と博雅の友情、博雅を思う徽子の切ない思い、陰陽師の中の権力争いがバランスよく描かれていて、私は面白いストーリーだったなと思いました。映像は全体的に暗くて見難い作りでしたが、現実感がありながらスケールが大きく華やかなVFXによる空間表現は素晴らしかったです。
しかし、私は映画鑑賞を本格的に観るようになってから初めて大きな失態を犯しました。最後の見どころある清明と陰陽師頭との戦いがそっくり記憶から抜け落ちています。目を瞑って台詞を聴いていたようでそのまま数分寝てしまったようなのです。気が付いた時には、戦いのすべてが終わり、清明と博雅の「すべては記憶の中で起こっていたのか」という事後の穏やかな会話のシーンになっていました。一番の見どころを見逃してしまって、観た後は落ち込んでしまいました。もう一度観に行くか、ネット配信を待つか、なんかモヤモヤした気分だけが残りました。
見逃しているところがあるので、感想としても備忘録としても情けない結果となってしまいました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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