「キングダム 大将軍の帰還」の公開記念ということで、今夜、金曜ロードショーで放映されたので観ました。ノーカットでしたが、途中にCMが入ると集中力が途切れますね。今夜以降huluで無料配信となるそうですので、そちらで観た方が良かったかもしれません。
第3弾となる「キングダム 運命の炎」は、趙が大軍を率いて秦に侵攻してきたという報せから始まります。前半は、王騎が総大将として出陣するにあたり、エイ政の中華統一の覚悟を聞く中で、エイ政がなぜ「中華統一を目指すのか」その覚悟を決めた過去の話が焦点となります。後半は、王騎率いる秦と趙との馬陽での決戦が描かれます。前半のエイ政を追ってくる趙の兵が近づいたのにまた遠く離れるとか違和感あるなぁと思いながら観ていたり、後半の決戦シーンは迫力があって見ごたえがありますが、遠目に見る戦場の地形や馮忌の陣形と、信が馮忌を狙う地形や近くでの馮忌の陣形が私の頭では一致せず、観ながらそのことがずっと気になってしまいました。日本の戦の陣形だと、後ろからスキをついての大将討伐はあり得る気もしますが、あの広さであの人数が守っている中での奇襲の成功はあり得ないと思ってしまいました。そういう気になることを除けば、時間を忘れて楽しめる映画でした。今回も、王騎を演じる大沢たかお、羌カイを演じる清野菜名が私にはとても魅力的でした。
「キングダム 運命の炎」は完結しない「つづく」という中途半端な終わり方だったわけなんですね。観る側としては続編を感じさせる終わり方はアリだとは思いますが、話がいいところ(ホウ煖が登場したところ)で終わりというのは連続ドラマではない映画の場合、ちょっとずるい作り方かもしれません。興行側からすると最初から「運命の炎」と「大将軍の帰還」でひとつの物語なのでしょうけど。
これで「キングダム」は、第1弾から第3弾まで鑑賞し、「キングダム 大将軍の帰還」を楽しむ準備はできました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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