来週に「室井慎次 敗れざる者」が、11月に「室井慎次 生き続ける者」が公開されますが、実は私は「踊る大捜査線」にはあまりはまっておらず、このふたつのスピンオフ映画も観たいというほどの思い入れはありませんでした。しかし、公開にあたってテレビ放映もありましたし、いい機会なので過去の「踊る大捜査線」シリーズを観てみようかなと思い立って、まず第一作のこの映画を観てみました。過去にテレビ放映で観たことはあると思いますが、記憶にはまったく残っていませんので、初めてというレベルに近い鑑賞になります。
湾岸署管轄で謎の水死体が上がるという事件が起き、続いて湾岸署内で窃盗事件が発生し、湾岸署内は対応に動き回ります。そんな中、湾岸署に本庁が乗り出してきて、それは警視庁副総監が誘拐されるという事件への対応で、さらに湾岸署は混乱していきます。誘拐事件は極秘操作から公開捜査になるが、所轄刑事は捜査を任されない状況。そんな中、青島らは単独で動き出す・・・というストーリーです。
おなじみの俳優はみんな若いですが、映画としては26年前の映画には思えないほどのクオリティの高い映画だと思いました。現在の作品として公開しても、まったく遜色はありません。ストーリーもよく考えられていて、最後までワクワクしたり感動したりで、とても面白い映画でした。室井と恩田が、刺された青島を歩いて移動させて、救急車ではなく覆面パトカーで運ぶシーンは、それは非現実的だし危険だろうと思いましたが、全警察官がそれを支援し敬礼で迎え送り出すという感動的なシーンとなっているので、それはそれで映画としてはアリかと思いました。そのあたりから感動的なシーンが続き、しっかりと泣いてしまいました。
登場人物も魅力的に描かれていますし、ストーリーも面白かったですし、大ヒットしたのも納得する映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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