興味はあった映画なのですが、映画館で観るきっかけのなかった映画です。今回、山田杏奈を見たかったこともあってNetflixで観てみました。
日露戦争後の日本、日本陸軍で不死身の杉元と称された佐一(山﨑賢人)は北海道でアイヌの金塊と隠し場所の話を聞いて、あることでお金が必要なため金塊探しをすることになります。金塊が隠された場所は囚人24人の身体に刺青として記されており、その囚人は脱獄して所在は不明。佐一はクマに襲われた時に助けられたアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)とその囚人を捜すことにするのだが、北海道征服を画策する第七師団の鶴見中尉も同じように金塊を狙っており、壮絶な戦いが始まる・・・というストーリーです。
この映画はコミック全31巻の第1巻から第3巻前半の内容だということで、話は完結しません。全体的には、激しいアクションあり、緊迫感のある恐ろしいシーンあり、クスリと笑わせてくれる軽さもあり、ヒグマやエゾオオカミのフルCG映像の素晴らしさあり、でとても見ごたえのある映画でした。しかし、検閲厳しい中で、外の人間に金塊の在りかを伝える手段が刺青で、しかもいかにも怪しい地図的な刺青というところにちょっと腹落ちしない違和感を感じてしまいました。そこさえ割り切ってしまえば、退屈しない楽しめる映画だったと思います。気になっていた山田杏奈ですが、アシリパは当たり役だと思うほど最高で、とても魅力的でした。
続編は2024年10月のWOWOWドラマ9話で第3巻中盤から第11巻まで描かれています。今年はその続編が映画版2として公開される予定だそうです。公開までにWOWOWドラマを観ておこうと思います。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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