映画「アンダーニンジャ」

娘たちが休日の今日、今週もまた家族は「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」の応援上映を観るというので、私はひとりで観たかった「アンダーニンジャ」を観ました。

太平洋戦争後、忍者組織はGHQにより解体されたと思われていましたが、現在も警察や防衛省と関係を持ちながら忍者組織「NIN」として暗躍しています。しかし、その「NIN」から離れていったものたちを集めて「NIN」と敵対する忍者地下組織「アンダーニンジャ・UN」が不穏な動きを見せています。「NIN」の末端として暇を持て余していた忍者・雲隠九郎(山崎賢人)は、「UN」の調査という重要任務を与えられ、生徒として講談高校に潜り込み・・・というストーリーです。

「NIN」と「UN」の手に汗握る物語かと思って観始めましたが、前半はけっこうゆるくてコメディタッチの笑える展開でした。佐藤二郎やムロツヨシはおふざけ会話がほとんどで、笑いが声に出そうで必死に我慢しました。山崎賢人は、名字順位に異常に萌える雲隠九郎の性格を面白く演じていましたし、浜辺美波は、鼻に指を突っ込んでほじるようなあっけらかんとした野口彩花を恥ずかしげもなく演じていて、いつもの演技とのギャップに萌えました。後半の講談高校の破壊をめぐる、「NIN」の雲隠九郎、加藤(間宮祥太朗)、鈴木(白石麻衣)、蜂谷紫音(宮世琉弥)と、「UN」の猿田(岡山天音)、山田美月(山本千尋)の戦いは迫力があって見ごたえがあり面白かったです。ここでは、白石麻衣のアクションが普段の演技とギャップがあり良かったです。ただ、なんの非も無い講談高校の生徒が何人も殺されるシーンは、前半のゆるさに比べるとちょっとショッキングな展開で、そういうことが何もなかったような終わり方と、九郎ではなく十郎が突然現れて終わりという結末は、ちょっとモヤモヤ感が残りました。

ちょっと気になるところはあったものの、笑えるゆるさと戦いの迫力のギャップ萌えを感じる面白い映画でした。福田雄一監督の映画は「アンダーニンジャ」、「ヲタクに恋は難しい」、「新解釈・三國志」を観ましたが、すべて面白くて笑ってしまいましたので、福田雄一監督の笑いは私にあっているようです。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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