【あらすじ】
函館市の斧江財閥に、新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙う、怪盗キッドの予告状が届く。剣道大会で函館を訪れていた服部平次とコナンたちは、キッドの変装を見破り追いつめる。一方、函館倉庫街で胸に十文字の傷を残した遺体が発見され、武器商人・ブライアン・D・カドクラが捜査線上にあがる。戦時中に軍需産業にかかわっていた斧江家がどこかに宝を隠したとされ、その在りかは土方歳三にまつわる日本刀を含む刀鍛冶・東窪榮龍(ひがしくぼ えいたつ)が打った六振りの刀に隠されているという。その謎を追うコナンたちの姿を描く・・・
【感想】
4月18日の「名探偵コナン 隻眼の残像」公開に合わせて、昨年の「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」がテレビ放映されていたので、それを観ました。そのあとNetflixで見逃した部分や確認したいところを再度鑑賞しました。ただ、私は「名探偵コナン」について疎いところが多く、一昨年に映画館で観た「名探偵コナン 黒鉄の魚影」ではついていけないところが多くて、昨年の「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」を映画館で観るのは躊躇ったという経緯があります。なので、今回は娘たちにいろいろと教えてもらいながら観ました。
この作品は、灰原哀のことを知っていないとついていけなかった「名探偵コナン 黒鉄の魚影」とは違って、斧江財閥の隠した宝を巡る攻防ということだったので、とても分かりやすくて面白くて楽しめました。娘たちの解説もあって、平次と和葉の間を邪魔しようとする紅葉と執事・伊織の関係もわかってそのやり取りも面白かったです。この映画のひとつの見どころは大泉洋が声優として出演していることがあったのですが、その大泉洋が演じる警察官・川添が実は・・・だったという驚きもあり、とても重要な役どころでした。斧江財閥の宝が、今の時代ではまったく価値の無いものだったというのも、面白くて考えさせられる顛末でした。娘たちの解説で、名探偵コナンと怪盗キッドが本来は別作品だったということを教えてもらっていましたが、まさかコナン・工藤新一と怪盗キッド・黒羽快斗とが血縁関係だったというのはこの映画で明かされたサプライズだったようです。
知れば知るほど奥深くて魅力ある作品だとあらためて思いましたので、今更ではありますが、劇場版・名探偵コナンの過去作品をちゃんと見て観たいと思います。それと最新版「名探偵コナン 隻眼の残像」を映画館に観にいきたくなりました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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