【あらすじ】
ある日、医者の黒川大造邸で黒川大造の殺人事件が起き、毛利小五郎のかわりにコナンがその事件を解決した。その数日後、ニュースでは、プラスチック爆弾用の爆薬が盗まれ、黒川邸など4件の邸宅が放火されるという事件が報じられる。そんな時、爆破魔を名乗る男から新一宛に電話で次の爆破予告がはいり、コナンはそれを阻止するために向かうが、そこで重傷を負ってしまう。次は「東都鉄道の東都環状線に5つの爆弾を仕掛けた」という犯行予告が入る。コナンによって爆発を阻止され、コナンは一連の放火や爆発の標的の目的を解き明かし犯人を捕まえる。しかし、最後の標的は、蘭のいる米花シティービルだった・・・
【感想】
劇場版「名探偵コナン」の第1弾ですが、今の作品と遜色ない出来栄えに驚きました。もちろん、電車の動きなどアニメ技術として劣るかなというところはありますが、個々のキャラクターや事件の謎解きなどの質はまったく古さを感じさせず、とても面白い作品でした。
そんな自分勝手な動機で人の命を脅かすような爆弾騒ぎを起こすのかという意外性と犯人の悪質さが、逆にコナンによって謎が解き明かされて捕まることに痛快感を感じます。環状線の電車を止めると爆発するとういうスケールの大きさ(しかし、現実には止めずに走らせることは原理的に不可能と思えるけど)やその謎に、ハラハラドキドキ感も十分感じました。蘭が「赤か青か」を選ぶ最後のシーンは、「なるほどそうか!」と思わせる微笑ましい思考で、結果的に犯人の裏をかくというお手柄でした。
とても楽しめる映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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