【あらすじ】
バカンスで神海島を訪れたコナン一行は、財宝探しに集まったトレジャーハンター一味と出会う。神海島は、海底の古代遺跡・海底宮殿が発見され有名になった島である。また、300年前に2人の女海賊アン・ボニーとメアリ・リードが遺したという財宝伝説も語り継がれている。興味を持ったコナン達は島の観光課が企画した宝探し、蘭と園子はダイビングとそれぞれバカンスを満喫する。そんな中、トレジャーハンターの1人が、海底宮殿を探索中にサメの群れに襲われ死亡した。当初は不幸な事故と思われたが、ダイビングスーツに残っていた痕跡から、コナンはこの事件が殺人だと推理する・・・
【感想】
劇場版「名探偵コナン」の第11作目です。
体調がすぐれぬ夜、まだ寝るには少し早かったので、そういう時に気楽に見ることができる映画として最適です。
たまたま訪れた神海島で財宝探しに巻き揉まれるという設定です。そこにちょうどトレジャーハンターが訪れていたというのは都合が良すぎる設定です。たくさんの観光客が来ている観光地のような設定だったにもかかわらず、宝さがしイベントに参加しているのがコナンたち一行だけのように見えるのもちょっと不思議でした。
謎解き自体は凝った感じですが、アルファベットはありきたりのような気がしましたし、カードに書かれた謎は、誰かの助言が必要だったような気がします。なので、「300年前の伝説」、「海底神殿の海賊船」というという大きな結末にしては、そこにたどり着く道筋は粗削りさを感じてしまいました。
緻密さや納得性を要求すると、このシリーズはちょっとつらいし、そんな見方では楽しめないのかなという気持ちがだんだんと強くなっている感じがします。しかし、キャラクター設定は面白いので、それを楽しむだけならば他にはない魅力はあると思います。いろいろとネガティブ面も感じますが、観たあとに「損した」とか「無駄な時間だった」という思いは皆無ですので、そういう意味では楽しめたのかなと思います。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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