【あらすじ】
高名な元ピアニストの堂本一揮によって創設された堂本音楽アカデミーの練習室が爆発する事件が発生し、アカデミーの1期生が2名死亡、ヴァイオリニストの河辺奏子が重傷を負った。現場からはフルートを構成する3つの部品の1つ、胴部管が発見された。コナンたちはアカデミー主宰・堂本一揮が作った堂本音楽ホールのこけら落しコンサートに招かれる。コンサートのリハーサル見学でソプラノ歌手の秋庭怜子と出会う。彼女が帝丹小学校OGだったことから後日コナンたちの合唱の練習を見てもらうことになるが、その練習の後、怜子の飲み物を勝手に飲んだ元太が苦しみ、声が出せなくなってしまう。これを皮切りに怜子は、ダンプカーで襲われたり、森の中で狙撃されたりと、執拗に命を狙われるようになる。この間もアカデミーの1期生が次々と死亡し、死亡者は4人にのぼった。そしてそれぞれの現場には、フルートの頭部管と足部管が残されていた・・・
【感想】
劇場版「名探偵コナン」の第12作目です。
久しぶりに「名探偵コナン」を観ました。一度にまとめて観るとちょっと飽きがきたところもあって、しばらく間をあけていたのですが、久しぶりに観ると新鮮な感じが少し戻ります。しかもこの作品は、飛びすぎているところもなく(他作品に比べて)、そんなにツッコミどころも無く観ることができたかなと思います。運河でコナンと怜子が電話をかけるシーン、建物自体が20ヶ所にもおよぶ爆発が起きているにもかかわらず振動すらも伝わらない音楽ホール内部、というのがツッコミどころでしたが、そんな現実的な目で冷静に観るのはこの作品にそぐわないです。犯人の推理やトリックはちょっと薄い感じがして、途中で事件の真相が見えてしまったのは、ちょっと残念でした。
ツッコミどころも少なく、トリックや推理が薄いというのは、面白さに欠けるのかもしれませんが、それだけ現実的で行け入れやすい作品だったのかなと私は思いました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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