小説「さよならまでの三日間」

高校時代の友人、安井旭と前川はるかがフェリーの船上で11年ぶりに出会い、はるかがなぜ九州行きのフェリーに乗っているのかを当てるというゲームから始まる物語です。結末はどうなるのかとても興味を持って読み進めたくなる作品でした。はるかのフェリーに乗って九州に向かっていた理由自体も興味深かったのですが、回想で語られる旭とはるかの高校生活や、船上ゲームで語り合う二人の会話によって、旭とはるかの関係性にとても魅力を感じてしまいました。大きな意外性を感じる推理や結末ではありませんでしたが、ほんわかと心が優しくあたたかくなるような物語でした。この物語も映画化されるとまた異なった感動を感じるような気がします。ぜひ映画化を期待したいと思います。

定年後男の趣味三昧/小説/さよならまでの三日間

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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