映画「おいしくて泣くとき」

PrimeVideoで配信されていたので観てみました。この映画はフライヤーも目にしていましたし予告も観ていたはずなのですが、「おいしくて泣く時」というタイトルとあまり好きではないディーン・フジオカの印象で目を向けず、映画館で観る機会を逃してしまった映画です。映画館で観ておけばよかったと後悔してしまう良い映画でした。萌香(芋生悠)が心也(長尾謙杜)の店を訪れて、事故で壊れた店舗をある条件をもとに無料で修復したいと申し出るシーンから、行方不明の夕花(當真あみ)と関連があることが予想されて、そこからなぜか最後まで涙を流しながら観続けるという状態でした。ある部分が感動的というのではなく、この物語全体が心を打つ要素に溢れていたように感じました。この物語の背景には、「こども食堂」に対する偏見とそこが無いと生きていけない人の存在、些細なことでいじめにつながる学校での人間関係、血のつながりのない娘への虐待、そんな社会の暗部があるのですが、心也と夕花の人の気持ちを思いやる言動や行動がその暗さを軽減し、心温まる優しい物語になっています。久しぶりに涙を流し続けて観た感動的な映画でした。詳しい感想や映画情報に興味のある場合は下記ホームページをご覧ください。

定年後男の趣味三昧/映画/おいしくて泣くとき

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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