書店で見つけて背表紙に書かれた内容を読んで面白そうと思って買った作品です。
短編5作ということで読みやすい作品ではありましたが、人の追いつめられた心理状態を少しの恐怖を添えて描かれているということで共通しています。客観的に見ると愚かな行動と思ってしまうところもありますが、自分がそれぞれの主人公だとしたら、誰にでもこういう心理状態になってしまうということはあり得るかもしれないと思ってしまいます。また、思い込んでしまう危うさも感じます。この作品は、私の望むようなサスペンスではなく、人間のリアリティ、つまり不完全さや怖さや醜さ等を描いた作品なんだなと思いました。
それなりに味わい深い作品でしたが、ちょっと私の好みとはベクトルが違うかなと感じる作品でした。
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定年後男の趣味三昧/小説/さよならまでの三日間
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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