Netflixで映画を観ようかと思ってホームを開いたら、新着として表示されていたこのドラマが目につきました。7年前に放送された連続テレビドラマですが、当時私は観ていません。最初を少し観ただけで内容に引き込まれてしまい、全10話を昨日と今日の2日で一気に観てしまいました。教師役は菅田将暉、生徒役が長野芽郁、上白石萌歌、川栄李奈、堀田真由、今田美桜、福原遥らと実力者揃い、そして脇にベテラン椎名桔平、大友康平と、とても豪華な布陣です。
教師が生徒を人質にして10日間も学校に立て籠もるという突拍子もない話ですが、その目的は愛情深いものであり、それぞれについて話す一颯(菅田将暉)の言葉が心に刺さります。行動は過激なのですが、心の奥には生徒への愛情と信頼があり、それぞれの生徒に話す内容は、そのつど感情が熱くなり涙が出てきてきました。簡単にフェイク画像で人を陥れてしまう。自分の考えがなく流れだけで人を簡単に批判する。ナイフで身体を刺せば犯罪なのに、言葉で心を刺しても犯罪にはならない。そういう自覚も無い。ネット社会の住民にそれをわかってもらうためには、ネット社会に注目されなければ伝わらない。だからこんな突拍子もない事件を起こさざるを得ない。その無力さや虚しさ、そしてかすかな希望が、一颯の言葉に深く宿っています。
個人的にも、過去(20年くらい前)にネットで謂れのない中傷や批判を浴びて自動車模型製作の趣味世界から追い出された苦い経験を思い出してしまいました。特に、仲間だった人間にも信じてもらえずに酷い言葉を浴びせられ弾き出されたことが、澪奈のフェイク画像によるドーピング疑惑でクラスメイトにも信じてもらえなかったことの悲しさ、苦しさ、絶望と重なりました。
私は、死は選ばずその世界から離れること(これは本当につらいことでした)でなんとか自分を取り戻しましたが、しばらくは人間不信で、優しい言葉をかけてくれた人にも疑心を持って接触を拒否していました。虐めも誹謗中傷も、された側がその世界から逃げなくてはいけないのは、本当に不条理です。今の時期、ちょうど先週の土日に静岡ホビーショーがありましたが、そこで面白おかしく楽しんでいる当時の仲間の様子を目にすると、怨恨はさすがにありませんが、当時のざわざわした気持ちが蘇ってきてしまいます。心の傷はそれほど深く傷つき、治るのに時間がかかってしまうことを、このドラマで少しでも世の中に伝わったのでしょうか。
私もネットではなく実社会や家庭で人を傷付けてきた人間です。人を批判することではなく、あらためてこのドラマが伝えたかったことを胸に刻み、今後の行動を希望にしていきたいと思いました。感情に流されそうな時は「Let’s think」です。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。


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