映画「モブ子の恋」

桜田ひより主演ということで楽しみにしていた映画です。家族は配信で観ればいいというので、私ひとりで昨日観てきました。いつも行く映画館の中で一番大きなスクリーン(定員276人)にもかかわらず、観客は私含めて2人だけ。平日の昼間とはいえ、まだ公開されたばかりなのにちょっと寂しい状況でした。

期待していた通り、とてもやさしい良い映画でした。あとで2時間越えの上映時間だと知りましたが、観ている時は映画の中の登場人物と世界に引き込まれて時間の長さを感じませんでした。性格が社交的で積極的な人にとっては、信子(桜田ひより)はもどかしくて、じれったくて、イライラして共感できないかもしれません。しかし、信子のような不器用な人は案外多いのではないかと思います。自分を出せなかったり、思いを閉じ込めたり、自分に自信を持てなかったり、私もずっとそんな人間でしたので、共感できるところが多々ありました。

信子が面接で、なかなか自分のことを語れないのですが、スーパーで出会う人たちとのふれあいによって、自分を見つめ直し前を向けるようになっていきます。それを最終的に後押ししたのが、ガストでの入江(木戸大聖)と信子の会話でした。信子の気づかいや優しさなどの良いところを具体的に静かに語る入江の言葉は、心に大きく響きました。それを聞いていた信子が大きな涙を流した時に、私も目から涙が溢れました。とてもやさしくて胸に響くシーンでした。

自分に重ね合わせることができるかどうかと、純粋で優しい世界観をどう受け止めることができるかどうかで、この映画の評価は別れると思いますが、私はこの映画の世界観と登場人物の心情がわかる人がいいなぁと思いました。桜田ひよりの演技に対する新たな魅力も感じた映画でした。

詳しい感想や映画情報に興味のある場合は下記ホームページをご覧ください。

定年後男の趣味三昧/映画/モブ子の恋

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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