クチコミも良かったし、内容に深みがありそうと思ったので昨日ひとりで観てきました。
不安に感じていた3時間を超える上映時間の長さについては、その長さをまったく感じないほど、会話に引き込まれる内容でした。特に出来事やハプニングなどがあるわけではないのですが、静かな日本語とフランス語の会話の内容が心地よかったです。介護施設の運営と改革に悩むフランス女性・マリー(ヴィルジニー・エフィラ)、「近づいて見れば、誰もまともな者はいない」という演劇の演出家で余命幾ばくもない日本人女性・真理(岡本多緒)が運命的に出会って会話を重ねることにより、それによってふたりが変化していく姿を淡々と描いています。
評価の高い映画のようですが、私にはこの映画の意味や伝えたいことがダイレクトには伝わってきませんでした。最初から最後まで傍観者的な目で見ていたような感じでした。少子高齢化は資本主義の行きつくところだとか、資本主義が外部の人間の時間や自然の犠牲の上に成り立っているとか、そういう会話の内容に対してどうしても共感を持てず、冷めた目で見ていました。
真理はマリーに会って何を得たのでしょう。介護施設であのようなことをすることが最後にやりたかったことなのでしょうか。マリーの側にいて力になることがすべてだったのでしょうか。そのあたりの理解力が私には不足していたようです。
3時間以上を興味を持って観ることができたということは、この映画で何かを感じることができたのか、そこが観終わった今でも明確にこたえられない映画だったように思います。こういう映画こそ、長女と一緒に観て、彼女がどう感じたかを話し合ってみたかったと思いました。
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上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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