この映画は、私の住んでいる県では2ヶ所でしか上映していなかったので、名古屋まで出かけて二度目の伏見ミリオン座での鑑賞となりました。
「死ねばいいのに」という言葉は、昔友人が気に入らない相手によく言っていた言葉で、簡単にそんなこと言うのはどうなのかと思って聞いていたので、ちょっと嫌悪感のある言葉です。だからこそ、どういう内容なのかが気になって観てみたいという気持ちがありました。主演が奈緒であるということもありました。
なかなか内容的に奥深い映画でした。客観的に見ると不幸だろうと思える亜佐美が、「今、すごく幸せ」と映子に笑顔で言ったのは真実だったのか、あえてそう思おうとしていたのか、そこはよくわかりませんでしたが、ラストで亜佐美の表情が点描写されるシーンがあるのですが、本編では笑顔ばかりだった亜佐美の表情はそこでは無表情というか悲しそうな表情だったのが印象的で、たぶん、亜佐美は辛いイジメに耐えて、孤独で無理に笑っていたのかもと思わせてくれます。そんな中で知り合った映子には心を許しいて、だから、映子の「幸せな時に、死ねばいいのに」という言葉によって現実から逃げる(死を選ぶ)決心をしたのかもしれません。それに手を貸した映子は、後悔の思いと亜佐美の心の中を知りたくて、亜佐美が死んだあとに、関係者の話を聞くという行動に駆られたのだと思えます。
笑顔を見せずに相手に詰問し、最後に「死ねばいいのに」と呟く映子役の奈緒もとても良かったし、それより光ったのが亜佐美役の伊東蒼でした。可愛いけど薄幸な感じがとても良く出ていました。表情の変化が心の中をとてもよく表現されていたと思います。とてもいいキャストでした。
「死ねばいいのに」という言葉は、人に対して言うものではないし、ましてや自分に対して思うものではありません。この映画でその言葉の重みを感じ、あらためてそう思いました。
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上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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