映画「口に関するアンケート」

背筋のデビュー作、「近畿地方のある場所について」に続く作品です。「近畿地方のある場所について」はそれなりに怖くて面白かったので、この映画も期待して長女とふたりで観に行ってきました。夏休みの日曜日ということもあり、各階の駐車場は満車状態で、この映画も公開2週間を過ぎるのに、かなり席が埋まった状況でした。

物語は翔太(板垣李光人)、竜也(綱啓永)、美玲(MOMONA)、堀田(森愁斗)、川瀬(西山智樹)の5人の大学生の証言で進んでいきます。原作では登場しない警察官の川瀬(中村獅童)がその録音を聞いていて週刊誌記者の西(柄本時生)にそのネタを売ろうとするという役で物語を進める役割という設定になっています。

最初は、行方不明になった杏(吉川愛)はどうなったのか、口にしたことによる災いとはどういうことなのか、証言はどういう取調べの証言なのか、というような謎が突きつけられて、その興味でけっこう面白く観ることができました。しかし、観終わった時は、謎がすべてクリアになったという感じは無くて、モヤモヤ感の残る作品でした。それが背筋の作品らしいということなのかもしれませんが、「口にしたら、最後」ということを強く感じるような恐怖は感じませんでしたし、最後に観客に投げかけられたアンケートも怖さや謎の答え合わせ的なことはありませんでした。本では、最後のアンケートによって恐怖を感じたという声があったのですが、映画では、アンケートによって何かに気づいて恐怖を感じるというようなことはありませんでした。5人の最後の結末も、なぜそんな結末になってしまったのか、誰が何を言ったからそんな結末になっってしまったのか、私にはイマイチ理解できませんでした。そこまでの展開は面白かったとは思いますので、怖さという点とストーリーの納得感ということでは物足りなさを感じてしまったのは残念でした。

詳しい感想や映画情報に興味のある場合は下記ホームページをご覧ください。

定年後男の趣味三昧/映画/口に関するアンケート

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

コメント