「汝、星のごとく」が映画化されもうすぐ公開される時期になりましたが、「星を編む」は、その「汝、星のごとく」の続編というか外伝というか、そういう位置づけの作品です。ちょうど映画化に合わせて文庫本が発売されましたので読んでみました。
最初の章は「春に翔ぶ」。ここでは北原先生の過去が描かれています。結が北原の娘となったいきさつ、結の母親との関係が明らかになります。二番目の章は「星を編む」。櫂の才能を信じて世に認めさせようとする編集者ふたりの物語です。三番目の章は「波を渡る」。櫂が死んだあとの暁海38歳、北原先生52歳から、暁海58歳、北原先生72歳までのふたりの20年の生活が描かれています。
この作品では、「汝、星のごとく」では脇役だった登場人物が、実に生き生きとした主人公として存在します。凪良ゆうという人は、最初からこういう壮大なヒューマンストーリーを考えて「汝、星のごとく」を作品化したのだと考えたら、とてつもない物語創造能力を感じてしまいます。作家というのは、そういうことができないと小説作品など作れないのかもしれません。とても凡人にはできないことです。
「汝、星のごとく」を読んだら、「星を編む」は必ず読むべきと強く思う作品です。とても良かったです。
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定年後男の趣味三昧/小説/星を編む
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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