私は特に「踊る大捜査線」の世界にはまっているとか熱烈ファンというわけではないのですが、2年前の「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」の2部作を観た時に、過去の「踊る大捜査線」映画をすべて観ましたので、その流れで最新作も観ておこうと思って昨日観てきました。
初っ端から、誘拐事件発生で身代金を指定時刻に指定場所に青島(織田裕二)が運ぶという、都内を走り回る豪快なシーンが続きます。都内を駆け巡る大掛かりなシーンを最初から惜しげもなく見せるということで、一気にワクワクして引き込まれてしまいました。その途中では、懐かしい顔ぶれが登場して、笑わせてくれるシーンも散りばめられて、事件の緊張感よりも懐かしい「踊る大捜査線」ワールドを体験させてくれます。しかし、それは前置きであって、その後に本題という形で話が始まります。
今回も現場と管理者の確執という中で青島が現場を引っ張っていくという流れで成り立っています。その象徴として真下(ユースケ・サンタマリア)の息子の勇気(増田貴久)が、経験もないのに学歴だけで捜査責任者として現れ、頼りない姿をさらしていく中で青島の後押しもあって現場重視の判断をするという流れですが、緊張感のある捜査会議でのおふざけ(室井を真似た勇気の仮装など)はちょっと現実感がありません。しかし、終盤に青島が話す熱い台詞はホロリとさせるものがありました。
本題での事件自体は、連続殺人や殺人ウィルスというわりには無理があるし杜撰な設定や結末でなんだかなぁという感じはしますが、「踊る大捜査線」は細かなことを気にせずに軽い気持ちでバカバカしさと向かい合いながら観るのが正解だと思います。青島を始め、おなじみのキャラクターはかなり老いてしまいましたし、いなくなった人もいますので、以前のような若々しいノリのドラマからはかなり印象が変化してしまいましたが、「踊る大捜査線」の軽いところは健在ですし、キャラクターを知り尽くしている人にとってはとても懐かしい気持ちで観ることができます。登場人物の人間関係もむかつくようなところは感じませんので、これが「踊る大捜査線」なのだと思って観ればストレスなく楽しめる映画だと思いました。
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上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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