遅まきながら、今日「アバター」を見てきました。
末娘も一緒だったので、3Dの吹き替え版。
とてもよかったですね?。
巷では3Dが話題になっていますが、3Dなんて表面的なことではなくてきちんと内容で勝負してくれています。
遠隔操縦でアバターを動かすという発想も面白いですが、一番感じたことは、
相手を知り話し合うことの大切さ、
力まかせで争うことの哀しみと無意味さ、
偏見をベースとした驕りの危うさと愚かさ、
ということでした。
なぜ、こんな争いをしなくてはいけないのか。
それを避けるためのアバターではなかったのか。
にもかかわらず、エゴからくる力づくの暴挙に出てしまい、その攻撃によって森が燃え、巨木が倒れる。
そんなシーンは、大切でかけがえの無いものを失うという取り返しのつかないことへの無力さと悲しさを強く感じてしまいます。
大切なことは、相手を思う心と、平和的な問題解決。
そして愛する人たちを守る強さ。
お互いを尊重し、エゴを捨て、きちんと話し合いができれば・・・
人々はもっと幸せに暮らせるんだろうなと考えずにはいられませんでした。
たぶん、この映画では誰もがジェイクとパンドラの住民ナヴィに味方し応援することでしょう。
しかし、現実の世界で起きている我々人間の行動は、実はナヴィの敵である地球人の行動そのものなんですよね。
このストーリは、2Dでも充分伝わるすばらしいテーマです。もちろん、3D自体は自然な奥行きに仕上げられていて、画面にリアルさと迫力を加えていることは間違いありませんけど。
映画「アバター」

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