見たかった「ライアーゲーム-再生-」を今日見てきました。
娘たちも見たいというので、奥さんと長女と末娘の4人で、いつものMOVIX三好に行ってきました。
「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」でライアーゲーム事務局は壊滅ということになっていましたが、今回は一部の出資者の秋山への報復ということで、またライアーゲームが始まるという筋書き煮なっています。今回から、戸田恵梨香演じる「ナオちゃん」にかわって多部未華子演じる「ユウちゃん」がヒロイン(秋山のパートナー)となります。
そういう意味合いで、あらたな戦いの「再生」ということで、それがサブタイトルになっているようです。
その「再生」で繰り広げられるゲームは、「椅子取りゲーム」。
しかし、「椅子取りゲーム」を制するのは個人で不可能であり、いかに仲間(=チーム)を集めて戦っていくかというのがゲームの本質となります。そういう意味で、それぞれのチームのメンバーをいかに騙して味方につけ自分のチームのメンバーへの投票を獲得していくかが見所となります。
その中で、誰も負けることなくゲームを終わらせたいということで人を信じていくというのが、「ユウちゃん」の役どころで、それは今までの「ナオちゃん」と大きな違いはありません。ただ、「ナオちゃん」の騙されても騙されても純粋なまでに人を信じるという先天的な一本気な感じではなく、迷いながらもその方向に信じて行きたいという、いわば後天的な感じのするキャラクターに感じられます。
前半は、チームごとに淡々とゲームが進み、「ライアー」っぽい騙し合いはそれほどではありませんでしたが、後半から、月乃エミの裏切り、桐生ノブテルの張本に対する追い込み、などで、ライアーゲームらしいどんでん返しが繰り広げられます。そして極め付きは、秋山とユウちゃんの仕掛け。大筋としては予想通りの展開ながらも、おおそうだったのか!と感心させられる展開となります。
なかなか面白かったと思います。
あえて言うとすれば、芦田愛菜演じる「アリス」の存在の意味、船越英一郎演じる「張本タカシ」の異様さ、にかなり違和感を感じました。ライアーゲーム自体が非現実的なものなので、すべてにリアル感を求めるような野暮は持っていませんが、少なくとも苦笑してしまいそうな設定だけは避けてもらったほうが、純粋にライアーゲームの面白さに没頭できるのではと思うわけです。
家族も楽しんでいたので、みんなで見に行って良かったと思います。
映画「ライアーゲーム-再生-」

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