映画「パンドラの約束」

今日、勤務先で「パンドラの約束」という映画を観た。
原発反対、原発ゼロと、正義感だけで主張する人たちには、たぶん何も届かないかもしれない。実はそれが一番怖い。自分の考えや主張は自由であるべきだが、感情的なものは排除した冷静な分析力と判断力は必要だ。
映画としては淡々と進む面白くない映画だが、原発の必要性や重要性を地球規模の環境問題から論じている点は十分説得力があるし、しっかりと耳を傾けるべきことであることは確かだ。もっともっと、いろんな視点から勉強をする必要がある。
映画を観る前の個人的な原発に対する考え方としては・・・・
 ①クリーンで効率的で安価で安定的なエネルギー確保は、原発しかない。
 ②人間は、原発を十分安全にコントロールできているとは言えない。
 ③少量の放射線が人間に致命的な影響を与える境目が明確になっていない。
 ④一般論として、問題があるからといってそれを放棄するのでは短絡的。
 ⑤原発反対じゃなければ人間じゃない、原発反対のためなら何をしてもよいというような風潮に疑問。
というような程度だったが、鑑賞後は、原発の重要性をもっと地球的な規模から思い知った。
みんなが原発を恐れる一番のポイントは②と③。
これがもっと明確になり、誰もが冷静に判断できるようになればと願う。

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