趣味・フィクション(映画/ドラマ/読書)

映画の感想

映画「約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~」

1961年(昭和36年)に三重県名張市で起こった「名張毒ぶどう酒事件」の犯人として投獄され、無実を訴え続けていた奥西勝死刑囚の半生を描いたドキュメンタリードラマです。当時の取材映像も多く使われています。東海テレビ制作で2012年にテレビ放送...
映画の感想

映画「(LOVE SONG)」

長女が観たいと言っていたので、昨夜ふたりでレイトショーを観てきました。観客は我々以外は3人だけでしたが、すべて女性でした。さすがにこの映画はオッサンひとりでは足を運ばない映画だと思います。私も長女に観たいと言われなければ観に来ることはなかっ...
映画の感想

映画「宝島」

この映画は酷評も多く、上映時間も3時間超え、そのせいか興行成績も良くない、またSNSで監督が不適切な対応をしたとかいう話題もあって、あまり良い印象の無い映画でした。不評のひとつに、登場人物が話すうちなーぐち(沖縄方言)が理解できないという声...
映画の感想

映画「化け猫あんずちゃん」

昨年少し話題になって知っていた映画ですが、Netflixで配信されていて95分という気楽に観ることのできる映画でしたので、昨夜寝る前に観てみました。ベタ塗りでマンガ的な絵が素朴なアニメです。動きは実写で撮影してそれをもとにアニメ化していると...
映画の感想

映画「爆弾」

この映画は、長女も興味があった映画だったので長女とふたりでレイトショーで観てきました。スズキタゴサク(佐藤二朗)と警察のかけひきの会話の面白さ、ハラハラドキドキしながら手に汗握る展開とテンポの良さ、そして突然の爆発シーンの迫力と驚き、すべて...
映画の感想

映画「盤上の向日葵」

予告で、サザンの歌が強烈に心に響く映像だったので、公開を楽しみに待っていた映画でした。家族は興味無さそうだったので、ひとりで観てきました。豪華実力派俳優を揃えた映画ということで、重厚感のある映画でした。不幸な生い立ちの中で、必死に自分の才能...
映画の感想

映画「恋に至る病」

10月29日に観た今年公開の「恋に至る病」の映画情報を確認していた時に、同じタイトルのこの映画のことを知りました。染谷将太と佐津川愛美が出演しているということで、ちょっと興味を持ったので、10月30日の夜にU-NEXTで観てみました。けっこ...
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小説「汚れた手をそこで拭かない」

書店で見つけて背表紙に書かれた内容を読んで面白そうと思って買った作品です。短編5作ということで読みやすい作品ではありましたが、人の追いつめられた心理状態を少しの恐怖を添えて描かれているということで共通しています。客観的に見ると愚かな行動と思...
映画の感想

映画「恋に至る病」

タイトルだけ見た時は普通の高校生ピュアラブストーリーかと思ったのですが、フライヤーに「同級生の不審死」とか「君は、僕のために人を殺したの?」という言葉があったので、ちょっと興味を持ったので観てきました。主演の長尾謙杜と山田杏奈は高校生っぽく...
映画の感想

映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

今週の映画は何を観ようかと思っていた時に、いつも行っている映画館では上映されていない(フライヤーを置いていない)この映画を偶然に見つけて、ちょっと興味がわいたので35km以上離れている映画館に昨夜出かけて観てきました。前日に公開された映画で...
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映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」

泣ける映画ということで気になっていたのと、最近、當真あみという俳優が気になっていたというふたつの理由で観てきました。夜は家族でChocoZAPに行きたいので、長女の通院送迎から戻ってからひとりで午後一番の上映を観てきました。余命宣告された萌...
映画の感想

映画「おいしくて泣くとき」

PrimeVideoで配信されていたので観てみました。この映画はフライヤーも目にしていましたし予告も観ていたはずなのですが、「おいしくて泣く時」というタイトルとあまり好きではないディーン・フジオカの印象で目を向けず、映画館で観る機会を逃して...
映画の感想

映画「秒速5センチメートル」

水曜日の夕方、実写版の「秒速5センチメートル」を観てきました。アニメの3つの個別の心揺れ動くだけの静かな話を、話を広げて感動的なひとつの物語にうまく作り上げたものだと感心する映画でした。結末はアニメ版とは異なってハッピーエンドの形かなと思っ...
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小説「さよならまでの三日間」

高校時代の友人、安井旭と前川はるかがフェリーの船上で11年ぶりに出会い、はるかがなぜ九州行きのフェリーに乗っているのかを当てるというゲームから始まる物語です。結末はどうなるのかとても興味を持って読み進めたくなる作品でした。はるかのフェリーに...
映画の感想

映画「秒速5センチメートル」

10月10日に実写版の「秒速5センチメートル」が公開されますので、その前に18年前に公開された新海誠のアニメ版を観ておきたいと思って昨夜観てみました。特に何か起きるという物語では無く、若い男女の恋心で揺れ動く心を静かに描いているという物語で...
読書の感想

小説「世界でいちばん透きとおった物語」

「電子書籍化絶対不可能」、「ネタバレ厳禁」という帯の記述に興味を持った作品です。タイトルからは、透明感があって心があらわれるような感動的な物語だと思いましたが、予想していた内容とは全く異なる凄い作品でした。読み終わって「透きとおった」の意味...
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映画「俺ではない炎上」

「六人の嘘つきな大学生」の作者である浅倉秋成の同名小説の映画化です。興味があったので昨夜ひとりで観てきました。単なるSNSでの無責任に個人情報を晒すことへの警鐘だけの内容かと思っていたら、他にもいろんな要素が織り込まれていて、私にとっては身...
映画の感想

映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」

「岸辺露伴は動かない」の映画第一弾「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は配信で観たのですが、印象があまりよくなかったので、第二弾のこの映画が公開された時に映画館で観ようという気持ちは起きませんでした。しかし、配信でならば観ておこうかと思って、Pri...
映画の感想

映画「658km、陽子の旅」

菊地凛子という俳優は好きではなかったのですが、好きな俳優の染谷将太の奥様であると知って、その機会に本人へのインタビュー記事などを読んでみたら、外観の印象とは異なり共感する部分も多くて興味を持ってしまいました。なので、代表作の中から比較的新し...
映画の感想

映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」

昨夜、ひとりで観てきました。2023年9月公開の映画「沈黙の艦隊」、2024年配信のドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦」の続編となります。この映画の魅力は、高度なVFX技術を駆使した北極海での「やまと」とベイツ兄弟の「アレキサンダ...
読書の感想

小説「君の顔では泣けない」

面白くて一日で読み切ってしまいました。この作品は、第12回小説野生時代新人賞受賞の「水平線は回転する」を改題したものです。男女の体が入れ替わるという設定の物語はよくある設定ですが、この作品は、体が入れ替わってから15年の月日が経ったところか...
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映画「ベートーヴェン捏造」

長女が「この映画はお父さんが好きそう」と前々から言っていたので、その長女を誘って昨夜観てきました。この映画は、かげはら史帆のノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』が原作、脚本はバカリズムです。この映画を観るまで、...
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映画「愚行録」

「ある男」「遠い山なみの光」を観て石川慶監督の作品に興味を持ち、この「愚行録」という作品も観たいと思っていたので、昨日時間があったのでU-NEXTで観てみました。愚行録というタイトル通り、愚かで自分勝手な行動を見せつけられた感じの映画でした...
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小説「全能のカミナ」

面白そうなあらすじだったので買って読んでみました。途中までは「全能のカミナ」がどういう力を使って物語が面白くなるのかという期待で読み進めたのですが、いくら読んでもカミナの能力が連続殺人事件に解決に有効に働きません。それよりも、退屈しのぎにカ...
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映画「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」

『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ第32弾です。21日の日曜日に、奥さんと末娘のコンサート参加の送迎の間に、長女とふたりで映画を観ようということになったので、観たかったけど観に行けなかったこの映画を観ることにしました。今回の作品も『「劇場版...
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映画「ブラック・ショーマン」

この作品は原作小説を読んでいるので、どんなふうに映像化されているのか興味がありました。家族も誘ったのですが、我が家の女性陣は福山雅治があまり好きではないらしく、一緒に観に行くのを断られたのでひとりで観に行ってきました。小説の冗長に感じた部分...
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映画「遠い山なみの光」

2017年ノーベル文学賞作家「カズオ・イシグロ」の1982年発表の長編小説デビュー作品の映画化作品です。観たいけどどうしようかなと思っていた時に、長女から「これはお父さんの好みからすると観に行くんでしょ」と言われたことが後押しとなったので、...
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映画「九龍ジェネリックロマンス」

この映画はクチコミ評価が良くないので観ようかどうか迷ったのですが、お気に入りの吉岡美帆が主演ということなので、眺めているだけでも楽しいかもと思って昨夜観に行ってきました。こういう映画は家族は興味を示さないのでひとりでの鑑賞です。吉岡美帆を見...
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映画「ヒックとドラゴン」

「ヒックとドラゴン」の実写版です。奥さんが観たいと言っていた映画なので、昨夜長女も誘って三人で観てきました。観客は私たち家族をいれて5人だけで寂しい状況でした。最初、冷房が弱かったのと、ストーリーが単調だったので、私はちょっと眠気に襲われま...
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小説「今夜、君が眠りに落ちるまで」

病院などで待ち時間を利用して少しずつ読んだので、読み終わるまで1ヶ月以上もかかってしまい、昨日やっと読み終えました。眠れない客と眠れるように手助けをする店主・斗羽との春、夏、秋、冬の4つの物語です。登場人物は繋がっていき、第四章の斗羽と莉津...
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映画「8番出口」

怖い系の映画は長女が好きなので、そのお付き合いで私もよく観るようになってその耐性も少しずつ出来てきました。この映画も怖い系ということで、今夜長女とふたりで観に行ってきました。奥さんと末娘は、「ATEEZ」のコンサート上映を同じ映画館の同じ上...
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映画「隣のステラ」

学園もので恋愛ものの映画は自分に合うかどうかが微妙なので、映画館に行ってまでみるかどうかいつも迷うのですが、主演が俳優として好きな福本莉子なので、今日ひとりで観にいくことにしました。この映画は、誰も悪い人間が出てこないこと、福本莉子と八木勇...
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映画「この夏の星を見る」

この映画は、最近気になっている桜田ひよりが主演ということと、原作が辻村深月の作品だということ、コロナ禍での学生たちの思いがテーマだったので観たいなぁと思っていた映画でした。しかし、大きな映画館での上映が終わってしまい、映画館で観る機会を逸し...
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映画「ジュラシック・ワールド 復活の大地」

奥さんが観たい映画だったのと、末娘が恐竜好きなので、久しぶりに全員の意見が揃って家族4人で昨夜観てきました。私はジュラシックシリーズについては、ジュラシック・パーク1作目をみたくらいの人間なので、過去作品との比較はできませんが、純粋に特撮や...
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映画「雪風 YUKIKAZE」

予告段階から気になっていた映画だったので、昨日、奥さんと長女を誘って観てきました。なかなか感動的な良い映画だったと思います。普通に暮らせることが幸せであり平和なのだと強く伝わってきました。それと、戦争というものは始めたら終わることが難しいと...
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映画「はなちゃんのみそ汁」

8月23日付けで配信されたYahooニュースで知ったこのお話。その中で、夫の信吾さんが奥さんの死後落ち込んでいて何もできなかった時に、5歳の娘が「ママと約束していたから」と言って母である千恵さんから教えてもらった味噌汁を父親に作ってあげたこ...
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映画「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」

今年の4月に公開された映画ですが、映画館では観なかったので、Prime Videoで配信されたので昨夜寝る前に観てみました。小西(萩原利久)と桜田(河合優実)のちょっと変わった個性のふたりの恋愛を描いた良い映画だったと思いますが、話がさっち...
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映画「九十歳。何がめでたい」

先週の水曜日に観た映画です。構えて観なくても良い軽い映画ということで、以前からちょっと興味のあった映画なので観てみました。草笛光子が好きな女優さんだったということもあります。イライラしたりストレスを感じたりすることのない、素朴な笑いの映画で...
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映画「近畿地方のある場所について」

8月8日に長女とふたりで「近畿地方のある場所について」を観てきました。混雑が嫌いなので公開初日の映画を観ることは無いのですが、今回はいろんな事情が重なって初日に観てきました。ホラー的要素だけではなくミステリー色も強いのかなと思っていましたが...
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映画「事故物件ゾク 恐い間取り」

7月28日に、長女が急に『「事故物件ゾク 恐い間取り」を観に行かない?』と言うので、午後9時からの最終上映をふたりで観てきました。前作の「事故物件 恐い間取り」と同じように、全編を通して怖い雰囲気が漂う映画ではありませんでしたし、渡辺翔太の...
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映画「ババンババンバンバンパイア」

この映画は、今年の2月に公開予定で楽しみにしていた映画だったですが、吉沢亮の不祥事(というほどのことではありませんが)で延期となっていたものです。大ヒット上映中の「国宝」と重なったのは、逆に良かったのではないかと思います。部屋の模様替えで疲...
読書の感想

小説「あなたのゼイ肉、落とします」

「あなたの人生、片づけます」を読んで、この作者の考え方やものの見方に共感した部分がありました。今週病院での待ち時間がたくさんあったので同じ作者の「あなたのゼイ肉、落とします」を読んでみました。自分を好きになって楽しく生きることが大切なことで...