喫煙者と嫌煙者

私は職場で総括として部の運営を任されている立場。
会社としては従業員の健康のために禁煙を勧めたり、世の中の流れに沿って喫煙スペースを縮小したりしている。一時は敷地内全面禁煙の方向で進めていたが、そうすると敷地外まで行って喫煙をする人もいて、それはまずいと全面禁煙は事実上中止となっている。そういう状況で、以前に比べると喫煙者は数少なくなった。喫煙者と嫌煙者との間ではいろいろと問題が起きたが、双方の言い分を尊重しながら、なんとか双方が譲り合いながら均衡を保っている。
そんな中、昨日の夜、友人と食事をする機会があって、喫煙の話になった。
彼は、喫煙者の権利を主張し、タバコは嗜好品だから禁止したり認めないのはおかしいと主張する。嫌煙者はタバコの煙自体だけではなく、喫煙者の喫煙後の体のにおいにも敏感でたくさんの人から苦情が来るという話をしたら、そんなのは一部の人間だけで嘘だろうという。
今の世の中の動きの中で、未だにこういう主張をするのかと思うと、だんだんと気分が滅入ってきた。お互いが、お互いの声を尊重しあい、理解しあわないとうまくいかないのは身に染みて感じている。副流煙の二次喫煙よりも衣服のなどにつく物質による三次喫煙のほうが怖いと言われている中、みんな敏感になっている。
そういう会社の状況を話をしたら、そんなの嘘だとかおかしいとか、私が責められた。
「嗜好品だから認めるべき」というのは、タバコについてはあまりにも自分本位。
私もタバコを吸っていた人間なので、喫煙者の気持ちもわかる、だから配慮もしている。
しかし、嫌煙者のタバコのにおいへの敏感さと嫌悪感も理解し尊重しないといけない。
健康に関することなので慎重に扱わなくてはいけない。
お互いが理解しあい、譲り合っていかないといけない。
相手を非難しているだけでは、何も解決しないことくらい言うまでもないことなのに。
「タバコはやめたほうがいいよ」という彼の健康を心配した私の言葉も、きっと、喫煙者への批判としか受け止めてもらえなかったのかもしれないな。それもとても残念。
楽しいはずの時間が、責められて嘘つきと言われとても嫌な時間に思えてきて、私は我慢できずに席を立った。大人げなかったとは思うが、後味の悪い気持ちだけが残った。

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