映画「起終点駅 ターミナル」

味のある映画でした。「ホテルローヤル」と同じく直木賞作家の桜木紫乃の短編小説が原作で北海道が舞台です。鷲田やその家族の重荷にならないように自ら命を絶った冴子に対する罪の意識で、鷲田は家族を捨てて終着駅である釧路で国選弁護専門の弁護士を始めます。しかし、自分が弁護をした敦子と触れ合ううちに、それは償うということではなく、すべてから逃げていただけだということに気づいていきます。そして、終着駅だった釧路を今度は始発駅として、すっと会っていなかった息子と向き合うために息子の結婚式に向かうというところで終わります。人生は、いろいろと失敗や後悔を背負って生きています。しかし、その背負ったものは終着駅ではなく、新しい人生の始発駅でもあるということを考えさせられます。涙があふれるほどの感動はありませんが、心が温かくなるふれあいがあります。私はこういう映画は好きです。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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