映画「人数の町」

この映画は、自由と平等の町の話ということで興味を持って借りてきたにもかかわらず、なんか観たいと思えなくて観るのを後回しにしていました。しかし、観てみるとなかなか面白い映画でした。普通の世界では居場所のない人たちが集められて自由に平等に暮らせる町が舞台ですが、閉じた世界にもかかわらず力による制圧とか厳しい規則みたいなものはまったくなくて、ただ人数が必要な選挙やデモ等での動員だけがその町に住む条件となっています。それさえこなせば衣食住については保障されています。映画はその町から出ようとする男女ふたりの物語となります。異常な世界ではありますが、常に管理している人間たちが紳士的な態度をとっているために怖さや不気味さは感じなくて、現実の世界から逃避したい人たちや、人数という力を求めたい人たちにとっては、こういうビジネスもありうるかもなぁと思ってしまいました。ただ、最後の二人の結末はハッピーエンドだとそういう設定しかありえないとは思いますが、ちょっといきさつを端折りすぎていて、脱走しようとしたふたりがそんな立場になれるのかという疑問は残ってしまいました。まぁまぁ楽しめる映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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