私の頭の中に棲む虫

私の頭の中には最近おかしな虫が棲みついているようです。
なかなか顔を見ても名前を思い出せない。
自分でやった仕事の内容をしばらくしたら忘れている。
映画のタイトルや作家の名前を覚えられない。
ケンカの時に言った言動を覚えていない。
会話の途中で話題にしようとしたことを忘れてしまう。
さすがに昨日の夕食は何だったか、とか
数分前の自分の行動が思い出せない、とかいうことはありませんが、どうも最近頭の中のスポンジの吸水力が落ちてきたのは確かのようです。
昔覚えた、
スイヘイリーベボクノフネ
フジサンロクニオームナク
ヒトナミニオゴレヤ
ダルマサンガコロンダ
ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレカイジャリスイギョノスイギョウマツ・・・
とかいう呪文は覚えていますし、現代では「約3」としか教えない円周率も今でも
3.14159265358
までは、ソラで言えます。
鉄人28号の歌も、風のフジ丸の歌も、ゼロ戦はやとの歌も、怪傑ハリマオの歌もちゃんと今でも歌えます。冒険ガボテン島、妖怪人間ベムも聞かせましょうか?
こういう記憶は、スポンジの中に固着して一体化していて忘れないのでしょう。しかし、今覚えようすることがまったくダメになってしまっています。これは、最近発見された、白くて四角くてかすかに甘い匂いを出す、「ケシゴムシ」という虫が原因なのです。
今日もその「ケシゴムシ」が悪さをして、レンタルサーバーの契約で大事な手続きを忘れてしまっていて大変なことになりそうでした。私は何も悪くないのにですよ。原因はその記憶を消してしまった憎っくき「ケシゴムシ」なのです。
ほら、あなたもこの「ケシゴムシ」の存在を感じたことがあるでしょう。きっとあるはずです。
あなたのそのフサフサ黒髪頭の中、バーコード頭の中、光り輝くみごとな頭の中にも「ケシゴムシ」は必ず一匹はいるはずです。いるのですよ。
「ケシゴムシ、そのまま放って置くと、大変なことになりますよ!」

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