オヤジが好きな「涙」の歌

私が自分の小遣いで初めて買ったレコードは、井上順之の「涙」です。
井上順之というのは、井上順がこの一時期にだけ使っていた名前で、もともとは堺正章やかまやつひろしと同じく「ザ・スパイダース」のメンバーでした。今は俳優業がメインで、「渡る世間は鬼ばかり」の宗方さんといえばわかりますでしょうか。葉子に男ができて離婚をつきつけられても、葉子に感謝し許す、というあの大人の宗方さんです。
井上順之の代表曲と言えば、「昨日今日明日」、「お世話になりました」なのですが、私はなぜか、この「涙」が好きでした。
 ♪こぼれちゃいけないと いつもいってたのに
 ♪どうしてこんな時 おまえは出てくるの
と始まり
 ♪悲しみの時もよろこびの時も
 ♪涙ってやつはかならずやって来る
というサビのところでは、もう涙腺がゆるっときます。
当時、中学生だったにもかかわらず、すでにこういう歌で涙腺を緩めていたのですから、いったいどんな経験をしていたのでしょう。いや、経験というよりも妄想だったのかもしれません。
人間が泣くというのは、とても単純であり一方でとても複雑なものです。楽しい中でもふと誰かのことを考えると涙が出てきたり、同じ言葉や歌や出来事に触れても、その時々で涙の量が異なることがあります。だからこそ、この「涙」という歌のように、涙が自分とは別の感情を持ったものとして擬人化されることが多いのかなと思います。
涙は、心の感情の山から谷に流れる川のようなものかも知れません。いろんな日々の思いの雨が心に滲みこんで、その起伏が少しでも変化すればその溜まったものが涙として外に溢れ出る。乾ききって何も滲みこまない心、起伏が変化しない心には、何も溜まらないし流れ出ることもないのでしょう。
ただ・・・、ごくまれに自由自在に涙を操ることができるご婦人に出会うことがあります。それを見破るまでには、何度も自分が涙を流すという経験が必要ですので、充分ご注意ください。
さて、今日は50間近のオヤジが好きだった涙の歌を・・・。
涙 【井上順之】
 ♪こぼれちゃいけないと いつもいってたのに
さらば涙と言おう 【森田健作】
 ♪さよならは誰に言う さよならは悲しみに
なみだの季節 【キャンディーズ】
 ♪長い影を落として ポプラの木がふるえてる・・・
飾りじゃないのよ涙は 【中森明菜/井上陽水】
 ♪私は泣いたことがない 灯(あかり)の消えた街角で
涙くんさよなら 【ジャニーズ】
 ♪涙くんさよなら さよなら涙くん また会う日まで
酒と泪と男と女 【河島英五】
 ♪忘れてしまいたい事や どうしようもない寂しさに
涙のリクエスト 【チェッカーズ】
 ♪最後のコインに祈りを込めて Midnignt DJ
ああ人生に涙あり 【里見浩太朗・横内正】
 ♪人生楽ありゃ苦もあるさ 涙のあとには虹も出る
・・・・・・・★
私、髪を切りました。
って、さだまさしの「追伸」ではありません。
少し伸ばしすぎた髪を切りました。切る髪があるだけ幸せ、幸せ。

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