前々から計画を企てていた、芋煮会冬の陣。
日が暮れて空気が冷たい夕刻6時、正月休みで静かな某所に集まったのは芋煮会勇士4名。目指す屋敷は、元祖手羽先唐揚「風来坊」。
夕刻6時半、さっそく手羽先片手に各々の密談が始まった。途中から仲間1名が加わり、最終的に集まったのは芋煮会創始者総勢5名。この5名で、人生の話、社会の話、仕事の話、男の欲望の話など尽きぬ話題での情報交換が実施される。
「もう我々に残された時間は多くない。大切な時間は楽しく過ごさねばいけない。」という最終結論が導き出された時はもう11時近く、長い長い芋煮会冬の陣が終わった時である。
この5人は誰一人欠けることなく、今まで芋煮会を支えてきた創設勇士たち。年齢、仕事はバラバラなれど、お互いが人生に不可欠な存在になりつつある。次は春の花吹雪の中での再会を固く約束し、深夜の闇の中にそれぞれ散って行った。
彼らが去ったあとには、手羽先の骨の山。
「また、無駄な殺生をしてしまった・・・」
芋煮会勇士の最長老である遊戯人がそうつぶやき、心の中で手を合わしていたことは言うまでもない。
芋煮会冬の陣
友人の話

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