別冊少年サンデー・伊賀の影丸

ppic20070614_1やっと手に入れました。別冊少年サンデー、伊賀の影丸特集。しかもまとめて5冊。1965年のものですから、なんと42年前のものです。定価130円というのがその長い年月を実感として感じます。
実は、私はこの本は何冊かリアルタイムで持っていたのです。でも、いつの間にか手元からなくなってしまっていて、いつかはもう一度手に入れたいとずっと思っていたものなのです。興味の無い方には価値はわからないと思いますが、古本屋でもオークションでもびっくりするくらいの値段で売っています。今回は幸運にもまとめて割安で手に入れる事ができましたが。
こういうものを買う価値なのですが、ただ懐かしいというだけではありません。この作品のオリジナルは週刊少年サンデーでの連載で、そういう週刊ごとの原稿を単行本にまとめるときには、いろいろと手が入れられていくことが多いのです。週ごとの重なりの重複する部分はカットされたり、作者の意向によってセリフやストーリを少し手直しするとか。手直しの時は、作者の微妙なタッチの変化による絵の違和感などもあったりします。
そういう違いを見つけたりオリジナルはこうだったのかとか、その知識を深めていくことがまた通なわけです。オタクというのかフリークというのか研究家というのかわかりませんけど。
例えば、
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これは左がオリジナル、右が現在出版されているもので、影丸の主人である服部半蔵の顔がかわっています。初期の頃の話ではまだ服部半蔵のキャラクターが固まっていなくて、それを後々の話で固まったものにあとで置き換えたのでしょう。
その他にも、
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のように、ラストの締め方を変えているものもあります。左のオリジナルでは、影丸の、主人の命ではあるものの戦いに対して思うところありといったセリフがあるのですが、現在のものはそれがなくなっています。
こういうのは、作者の意図や出版社の意図をいろいろと考えたり調べたりしてみるのも面白いものです。どうでもいいことではありますが、お金をかけてそういうところにこだわったり楽しみを見つけたりするのが、ばかばかしくて良いのです。

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