心の羅針盤。


この前の土曜日に、大好きな相田みつをの「なやみはつきねんだなあ」(小学館)という本を買ってきました。
正確には、相田みつをの書に対して精神科医である佐々木正美が解説を加えた本です。
グランビアちゃんの車検の後、本屋で見つけて立ち読みしていたのですが、その中に、
「あなたのこころがきれいだからなんでもきれいに見えるんだなあ」
という書がありました。
もちろん、相田みつをファンとしては当然知っている書です。
その書には次のような解説がついていました。
『私は児童青年家族の精神医学を三十数年専攻してきた臨床医であるが、子どもは親が思っているとおりに育つものだということを、しみじみと感じるように、教えられてきた。親が自分の子どものことを「可愛い」と思い続けて育てる事が出来れば、子どもは必ず「可愛い」子どもに育つ。しかし、「心配な」子どもだと思い続けて育てれば、その子は必ず「心配な」子供に育つのである。
子どもは親や周りの大人たちが「思っている」、あるいは「感じている」とおりに育つものだが、「望んでいる」とおりには容易に育たない。だから子どものことを「信じて」やりさえすれば、大抵は「信じられる」ような子どもに育っていくものなのに、「心配だ、心配だ」といって「信じてやらない」から、「信じられない」子どもに育ってしまうのだということを、ほんとうにたくさんの事例から教えられてきた。』
今年、ずっと子育てで悩んでいた自分に、「はっ」と思わせてくれるものがありました。
『人間は不思議なものである。こんな分かりやすいことが分かっているのに、分からないことをやってしまうものである。
それは人間には「欲」があるからであろう。ありのままの状態をなかなか承認できなくて、つい「もっと、もっと」とおもってしまう。子どものありのままの姿を、素晴らしいと感じとってやれないのである。そして素晴らしくも何ともない子どもにしてしまうのである。』
と続く。そして、
『生きとし生けるもの、存在するもの、みんな美しい。こちらに美しいと感じ取れる心があれば、みんな美しい。可愛い子ども、素晴らしい子どもだと、こちらに感じ取れる心があれば、子どもはみんな、そのように育っていく。』
と結ばれている。
それだけ読んで私はその本を買おうと決めていました。
その他の今まで読んで自分なりにいろんな事を感じていた相田みつをの書に対しても、紹介したのと同じように精神科医の言葉でいろいろと励ましてくれる、そして教えてっくれています。
「何かにぶつかったとき、暗闇にまよいこんだとき。
相田みつをのことばは、元気や光明を与えてくれる心の羅針盤である。」
説教じみた教訓ではなくて、人間っぽくて弱い人間の心をぶっきらぼうなことばで励ましてほっとさせてくれる相田みつを。
私にとっても、相田みつをは心の羅針盤なのです。

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