

いろんな、にわか知識を頭に詰め込み、朝一番で担当の先生に話を伺いました。
実は担当の先生は、その病院の外科部長であることが昨夜のネット調査でわかりました。
「財前みたいな外科医だったらどうしよう」
と思いながら話を始めると、どちらかというと里見タイプ。
二度目の家族への説明であるにもかかわらず、しかも手術1時間前の時間であるにもかかわらず、きちんと説明し、私のいろんな質問にも答えていただきました。
途中、電話が入っても、
「今、患者さんの家族と大事な話をしている。」
と私との話を優先してくれます。
私が気になっていた主なものは、病理検査では良性なのに手術が必要なのか、執刀医師の腹腔鏡を用いた手術の経験度合い・およびチームワーク、偶発症(つまり事故や失敗)の確率、開腹手術への切り替えのタイミングなどです。
すべてきちんと答えていただき、最後に、
「どうされますか?通常の開腹手術をご希望ならばそう致します。」
と、病院側の判断を押し付けずに、こちらの判断を尊重していただきました。
質問に答えていただいたその姿勢、患者の家族が心配されるのは当然という姿勢、いろいろと聞いていただく事は医者にとっても歓迎との姿勢、そして、先生のはっきりとした物言い、それで「この先生なら大丈夫だ」という安心感を私と母は持つ事ができました。
母親も、臨床研究の承諾書に署名する時にとても迷ったという事で、私がいろいろと聞いて納得した事により安心したみたいです。
「予定通りの方法でお願いします。」
私はそう答えていました。
そういう事があって、予定通り10時から手術が始まりました。
3時間たったところで、看護師さんから話があるとの連絡を受けて、何事かと緊張しましたが、腹腔鏡での手術が無事終わったという事を報告しに来て下さいました。
あとは、小さく開腹して切り取った部分を取り出すという事でした。
「それは順調という事ですね。」
と私が言うと、
「はい。」
との返事。
ほっとしました。
2時半頃手術が終わり、先生の説明を聞きました。
机の上には切り取った胃が4箇所ピンで刺して伸ばしてあります。
その真ん中に、1cmちょっとくらいのポリープがあります。
手術は思っていた通りに無事終わったということで、患部も粘膜部分だけで、筋肉部分までは行っていないとの事で、たぶんこれで完治するでしょうとの事でした。
良性でも、2年前に内視鏡手術で同じ場所のポリープを取っている事、その後同じところに以前よりも大きいポリープができた事で、がん化する恐れ、あるいは内部はがん化している可能性もあるということで、今回は切除の判断を下されました。
素人には今回の処置が正しい判断かどうかわかりませんが、結果オーライという事でよかったかなと思っています。
大事なのは、
「よくわかりませんが、先生におまかせします。」
というのではなくて、本人や家族がメリット・デメリットも知った上で、きちんと判断する事です。
そして、医者はそのための説明をおろそかにしてはいけないという事です。
父は、術後はしゃべれる状態ではありませんでしたが、明日には歩く事が出来て、3日目くらいから普通の食事ができるそうです。
胃の縫合部からの食べ物のもれによる腹膜炎とか、脳梗塞の薬を控えている事による脳梗塞の再発など、まだわずかな危険性は残っていますが、たぶん大丈夫でしょう。
・・・・・・★
それにしても今年は大変な一年でした。
・娘の不登校
・私の自律神経失調症、高血圧
(高血圧は、母よりも私の方がひどい数値でした・・・(~_~;))
・娘の髄膜炎
・母の足の骨折
・父の胃の手術
心が安定していた時なんて少しもなかったように思います。
いつもいつも、何かに心をすり減らして疲れていた気がします。
まだ12月も半分残っていますが、この半分も無事何事も無く過ぎて、来年はみんな健康でいい年でありたいものです。
無事、手術終了・・・
「気まぐれ日記」(2001/5~2005/7)

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