最近はサスペンスというジャンルの映画を観たくて、「ドクター・デスの遺産」というタイトルと、北川景子主演ということでこの映画を選んでみました。観た時間も悪かったのかつい寝落ちして見直すということを数回繰り返しました。めぐみが沙耶香と病院で話をするシーンとか、ビデオで被害者が死ぬ前に話しているシーンとか、台詞が聞き取り難かったり、無言が続いたりするところではふっと気が抜けてしまいました。サスペンスとしてはストーリー的には悪くはないと思うのですが、前半は安楽死の是非の問いかけという考えさせられる内容であったのに、後半は取り調べで言われた「薄汚いただの殺人犯だ」という言葉に対する復讐目的の殺人鬼になってしまい、結局、無報酬であえて社会に問題提起するために安楽死を実現させているのではと思わせられたドクター・デスという存在を、ただの快楽殺人者にしてしまっていました。最初から、製作側に安楽死を深く考えさせるつもりはなかったのかなとさえ思いました。安楽殺人を装ったただの殺人鬼のサスペンス映画という枠におさめてしまったのは残念な気がしました。原作は、もっと安楽死について考えさせられる内容になっているのかもしれませんが、もしそうならば、もう少し犯人像を見直してほしかったかなと思いました。この映画での綾野剛は好感を持てましたし、北川景子とのコンビもとても合っていたし、犯人が意外だったというところは良かったと思いました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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