東野圭吾の作品は好んでよく読んでいますが、「人魚の眠る家」は未読のまま、この映画で初めて触れることになりました。娘が脳死になってしまった時に、それで死んでしまったと本当に納得できるのか、理屈的にはわかっていてもそれを認めることが本当に正しいのか、親のエゴなのではないか、とかいろいろと考えさせられて難しいテーマでした。この作品にミステリアスなところはなく、ただただ親の心情の揺れを切なく感じさせる作品でした。本当のハッピーエンドは、娘が意識を取り戻すということなのでしょうが、それをすると明らかにご都合主義の嘘になります。長い時間がかかりましたが、最後は娘だったらこうするという判断にようやくたどり着けた心情も切なかったです。心の感情から染み出てくるような涙が止まらなかったとても良い映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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