映画「僕等がいた 前篇/後篇」

前篇と後篇の4時間を一気に観ました。この映画はとても良かったです。自分が手を離したために元恋人が命を落としてしまったという後悔を持ち続けて忘れられない矢野。その矢野に心惹かれていく高橋。その二人を高橋への恋心を抑えて矢野と高橋のために奔走する竹内。姉への屈折した思いと矢野への思いの中で苦しむ矢野の元恋人の妹の山本。この4人の切ない物語です。前篇は、4人の高校2年の頃の矢野と高橋が惹かれ合っていく時間が描かれ、後編は、それから数年後の社会人になった頃の時間を、それまでの経緯を並行しながら描かれていきます。後篇は、幸せそうな高校生の恋愛から一転して、矢野の母との苦労や苦悩に胸が苦しくなります。普通だったらやけになって投げ出すところを、矢野は、自分が元恋人や母の命を絶ってしまった責任を背負って、高橋に心配や迷惑をかけないように音信を断ちます。高橋は、心揺れながらも最後まで矢野への思いを貫き通す決心をします。登場人物の悩める心情すべてが理解できるがゆえに、とても切ない内容でした。誰も根っからの悪い人はいなくて、最後は好きな人や親のことを思い、自立をして前を向いて歩きだすことで、最後はみんな頑張れとエールをみんなに送りたくなるとてもいいラストでした。大切な人には正直に自分の気持は伝える、つらい後悔をしないように生きる、そんなことを改めて感じさせてくれました。自分がどういう状況であっても、大切な人の気持ちを考えて行動をしなければと思いました。なお、この映画で、短い時間ですが吉高由里子と柄本佑がからむシーンがあります。12年後にまさか大河ドラマでW主演級の共演となるとは、この時は本人たち含めて誰も思わなかったでしょうね。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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