霊の言葉

「霊」のお話はお盆の時期にちょうどいいかもしれないが、別に怖い話では無い。
私は霊というものを信じることができない。
存在するかも知れないとも思うが、存在すると断言しては言えない。
何故?何故?というつじつまが合わない事が多すぎるから、その存在が合理的に自分の頭の中で整理できないのだ。
「ありんこ」も「わんこ」も「人間」も同じ一生命体でしかなく、死んでしまえばそれでその生命体としては終りという考えも強い。
ただ、霊が存在すればいいのにという期待は持っている。
なぜなら、霊が存在するという事は死後の世界があるというわけだからだ。
霊は存在して欲しいとも思っているので、夜の墓場はやっぱり怖い。
そういう考えなので、テレビで霊能力者なんて出てくると、霊が存在するならばきちんと証明してもらおうじゃねぇ?か!というような、少しひねくれた見方をしてしまう。
今日、たまたまこの地域で昼に放送されていた、『江原啓之スペシャル「天国からの手紙」』という番組を見ていた。
江原啓之という人は、語り口や考え方など嫌いではないのだが、霊に関する部分は本当かいな?という冷ややかな目で見ていた。
しかし、今日その番組を見て思った。
この江原啓之という人は、霊の言葉を使って生きている人を救っているんじゃないかと。
この人を通したの霊の言葉や意思は、本当であろうが嘘であろうがそんなのはどうでもいいと思った。
この人の言葉は、愛する人を亡くして自分を責めたり後悔している人に対して、前向きに生きていくための暖かく優しい言葉を投げかけているのだとわかった。
どんなケースでも必ずそうだ。
誰でも、愛する人を失ったら自分だけがその後幸せになりたいとは、なかなか思えない。
そこで、亡くなった人の言葉を借りて「幸せになる事が故人の思い」だと伝える。
こういう人は世の中に必要なのかもしれないと思った。
この人を通した「霊の言葉」はおそらくいつもいつも優しい、そして生きるための強い言葉になるのだろうな。
そんな気がした。

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