根が単純というのか、バカというのか・・・。
今日のTBS開局55周年「涙そうそう」4時間スペシャルは心から泣けました。
二部構成番組で、第一部は、全国から寄せられた「涙の物語」のいくつかをドキュメンタリーや短いドラマに仕立てたもの。第二部は、昨年の8月29日に放送されたドラマ「広島昭和20年8月6日」です。
幼い子供達が、親と離れたりしながらも、けなげに振る舞っている、そういうものに私は弱いです。それと、そういう子供達にやさしい言葉をかけることのできる大人にも感動してしまいます。
今回の中で特に涙した短編ドラマです。
男が電話をしたくて電話ボックスを見ると、幼い兄妹が電話をしようかためらっている。ようやく電話することを決意して電話ボックスに入ると中が暑い。男は電話をかけたくてイライラしながらも、電話ボックスが暑くならないようにドアを開けてあげて待っている。会話を聞いていると、再婚で本当の母親と離れた兄妹が実の母に電話しているらしい。兄妹は涙ながらに母親への思いを百円玉二枚の時間で思い切り伝える。母への思いを吐き出した後は、その寂しさと悲しさを小さな胸に秘めて手をつないで走り去っていく。電話をかけたくてイライラしていた男は、うってかわって穏やかでやさしい表情で、そのふたりの姿を見つめていた。
もうひとつ。
就職活動がうまくいかずに苛立ちながらその若い女性はトイレにはいる。すると、そこには、老人(男性)がひとりぽつんと立っている。女性は女子トイレにいるその老人にひどい言葉を浴びせる。老人は何もいわずにトイレのドアの前に立っている。そのうちに中から女性の声。老人はあいた扉から中にはいると、大切なものを扱うように老女を抱きかかえて出てくる。ゆっくりとゆっくりとふたりは支えあいながら洗面台に向かう。手を洗う老女の手をやさしく老人は包み込んで洗ってあげる。その光景を見ていた女性は自分が老人にひどい言葉を浴びせたことを後悔する。謝らなければと思うが身体が動かない。ふたりは手を洗い終わると、その女性に一礼して出て行く。女性はその一礼に驚き、謝るのは自分だとの思いを募らす。ようやくその決意でトイレの外に出ると・・・、老人と老女は仲良く手をつないでゆっくりと歩いている、その後姿にその女性は深々と一礼をする。
淡々と優しく生きる人たちがいて、現実の社会でイライラしながらも何かを物足りなく生きている人たちがいる。
そんな人たちの出会いで、人は救われたり涙したりして自分を見つめ直したりできる。
私は、兄妹や老人夫婦になれるのか、はたまた、男や女性のように、そういう人たちに感動して教えられるばかりになるのか。思えば私はこういう話に感動してばかりで、自分が感動を与えられる人間であったことは無いように思います。
優しい話に涙するのは簡単ですが、優しい話の主人公にはまだまだなれそうにありません。
なれるのでしょうかねぇ・・・。
・・・・・・・★
homo ludens ?遊戯人?、久しぶりに更新しました。
リリー・フランキーの「東京タワー」。
こちらでも「涙そうそう」の私です。
優しい話の主人公
テレビ番組

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