頭の中での会話

「おめぇ、最近難しい顔ばっかりしているなぁ。」
「そうかい?そうかもしんねぇなぁ。
 いろいろと気持ちが滅入ることが多くてよぉ。
 顔に出るのもあたりまえかも知んねぇなぁ。」
「おめぇは、神経質なとこあるからなぁ。
 『まぁいいや』とか『気にしないでおこう』とかいうふうに、気楽に考えたらいいのさ。」
「それができれば、難しい顔なんてしてねぇよ。
 気持ちが簡単に切替えられる性分なら、とっくにそうしてるさ。」
「自分の理屈を振りかざせば相手との摩擦が大きくなる。
 相手に対して許容すれば自分が疲れ果てていく。
 おめぇは損な性分だなぁ。」
「仕方ねぇよ。それに今回は、そんな出来事がいくつも重なっているのさ。
 そういう状態じゃ、好きなことをしても、好きなものを買っても、
 心穏やかにすることなんざ、できねぇさ。」
「おめぇ、本当にちいせぇ人間だなぁ。
 うじうじと考えていねぇで、『なるようになるさ』とドンと構えていたらどうだい。」
「うるせぇやい!おめぇに俺の気持ちがわかってたまるか!」
「わからねぇな、そんなクソったれたおめぇの気持ちなんか。
 そうやっておめぇは損ばかりしてきたんじゃねぇのかい?」
「損得なんか関係ねぇさ。俺は俺に正直に生きていきてぇんだよ。」
「おめぇの心に正直というのは、正しいのかい?優しいのかい?強いのかい?」

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