「京都・嵐山花灯路」のぶらり旅

今年最後のひとりぶらり旅は、今年二度目の京都です。
京都の紅葉はもうすでに時期を過ぎているのですが、混雑が嫌いな私はあえて時期をずらし、紅葉後の少し寂しいだろう京都を楽しもうと思っていました。ところがちょうどこの時期、嵐山花灯路があり、うまい具合にその期間に行ける事になりました。
今回のスケジュールは、
13日(土)
嵐山を散策し、そのまま夜の花灯路を見物。
夜は祇園の夜を楽しむ。
14日(日)
東福寺と伏見稲荷のぶらり散策。
鴨川の飛び石めぐり。
というラフなイメージだけ決めておきました。
京都に着くとすぐに嵐山に向かいます。
嵐山には、四条大宮から京福電鉄嵐山線を使います。
民家のそばを走ったり、車道内の軌道の上を走ったり、まるで京の江ノ電と言った面持ちです。
始発の大宮から終点の嵐山まで約20分ですが、運賃はどこからどこまで乗っても200円です。

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京福電鉄嵐山線
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京福電鉄嵐山線嵐山駅
嵐山に着くと、まずは昼の嵐山を楽しみます。
渡月橋を渡って中之島から小倉山を背景とした渡月橋を撮影。
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渡月橋
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渡月橋
そのあとは、奥嵯峨に行って夜の花灯路の時間に合わせてのんびりと下ってくることにします。
奥嵯峨まではタクシーを利用し、スタート地点に考えたあだし野の念仏寺を目指します。
あだし野念仏寺は、葬送の地であるあだし野で葬られた人々の数多くの石仏が配置されています。
奥には、こじんまりとはしていますが美しい竹林も楽しめます。
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あだし野念仏寺
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あだし野念仏寺 竹林
嵯峨野の雰囲気を味わいながら降りていくと、祇王寺があります。
祇王寺は、平清盛につかえたふたりの女性の哀れな物語の謂れの場所です。しんとしたたたずまいの尼寺は人の心の移ろいのはかなさを伝えているようにも思えます。
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祇王寺 拝観口への道
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祇王寺
次にたどり着くのが二尊院。
ここは、本尊に釈迦如来と阿弥陀如来が祀られているために二尊院と言われています。
本堂に向かう参道は広く、紅葉の時期には見事な紅葉で包まれるようで、紅葉の馬場と呼ばれています。
ここには、「しあわせの鐘」という鐘堂があって、誰でも鐘をつくことができます。私も厳粛な気持ちでひとつきさせていただきました。ちなみに、釈迦如来は人が人生をはじめる時に送り出してくださり、阿弥陀如来は人が人生をまっとうした時に極楽浄土で迎えてくださいます。
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二尊院 参道
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二尊院
二尊院を出ると日も落ち始め、花灯路の準備が始まります。
真っ暗になるのを待つ間に、二尊院の前の「茶房いにしゑ」で湯どうふ定食を食べましたが、これが安くておいしくて、身体もいい感じに暖まりました。
食べ終わると日も完全に落ちて真っ暗。
火のはいった灯篭が並べられた小径を南に歩いていくと、木々までライトアップされた華やかな道に出逢います。
そこが、常寂光寺です。
ここのライトアップは荘厳。境内からは京都市内の夜景も見え、別世界にいるような錯覚を覚えます。
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常寂光寺 山門
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常寂光寺 参道
常寂光寺を出てさらに南に進むと、クリスマスのようなライトアップが見えてきます。トロッコ嵐山の駅です。道は、その上を通り、しばらくして左に折れると竹林の小径です。
この竹林の小径のライトアップは、とても幻想的ですばらしい光景です。通常のライトの中に青いライトが混じってそれがまた不思議な世界を醸し出しています。この光景は一見の価値あり。来てよかったと思いました。
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竹林
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竹林
竹林の小径を抜けると、私のふるさとの近くにある斎宮にゆかりのある野宮神社。そこを過ぎてしばらく歩くと、最初に来た京福電鉄と渡月橋に向かう道に出ます。
ライトアップされた渡月橋もすばらしいです。昼間見た雰囲気とは違い、背景の嵐山のライトアップと相まって幻想的で神秘的な光景を見せてくれます。
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夜の渡月橋
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祇園 白川沿い
初日はここまで。
少し時間があったので、祇園へ行っておいしいものを食べて終了です。
上の右の写真は、白川南通で見つけたこの時期数少ない見事な紅葉です。
二日目は、ホテルからタクシーで東福寺へ。
東福寺の三門もすばらしい三門ですが、南禅寺と違って中には入れず、外から眺めるだけなのが残念です。ただ、ここの見所は紅葉。今回はすでにその時期は終わっているために人は少ないですが、紅葉の時期は中にある通天橋は人でごったがえすそうです。そこからみる紅葉は素晴らしいと聞いていますが一度見てみたいものです。今はその紅葉の落ち葉が地面一面に落ちていて、その美しさの余韻が残っています。
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東福寺 庭園
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東福寺 庭園
奥にある開山堂の庭園はこころ落ち着きます。座って庭を眺めていると、このまま時が止まって欲しいとまで思ってしまいます。
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東福寺 開山堂
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東福寺 開山堂庭園
次は少し南に下がった伏見稲荷に向かいます。向かうタクシーの運転手さんに、すずめの焼き鳥が今はうまいと言われましたが、さすがにすずめは食べる気がしませんのでパス。腹ごしらえは御幸道のお店でいなり&うどんの定食。やはりお稲荷さんにはおいなりさんです。
伏見稲荷の見所は、もちろん朱色の鳥居の続く道。普通ならばあるくのも疲れる山道も、朱色の鳥居をくぐって歩くと、その疲れや単調さも忘れてしまいます。最初の千本鳥居を通ると、奥社奉拝所があり、そこを左に入ると長い傾斜の道が続きます。
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伏見稲荷 楼門
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伏見稲荷 奥社奉拝所の鳥居
目標は四ツ辻という京都を見渡せる場所までと決めていたのですが、そこまでもなかなかたどり着きません。でも苦労してたどりついた四ツ辻からの眺めは最高です。さらに奥にはぐるり一周30分コースがあるのですが、私の今の体力ではここまでが限度。すでに足のふくらはぎは痛くて帰りの階段を降りる時には足の膝が震える始末。でも、久しぶりにいい運動になりました。
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伏見稲荷 鳥居
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四ツ辻からの眺め
下山して今度は伏見稲荷駅からに京阪電車に乗って出町柳に向かいます。
目的はもちろん、「おみやさん」の鴨川飛び石渡りをしてみたいという、ただそれだけのもの。
しかし私が今回渡った飛び石は、「おみやさん」のラストシーンで流れる場所とは違う場所の飛び石。
でも、それでもいいのです。こういうものは雰囲気なのです。
少しさみしい夕暮れの鴨川べりをしばらく歩いて京都に別れを告げます。
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鴨川飛び石
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鴨川
タクシーを拾って京都駅に戻ると、今回のぶらりひとり旅もこれで終了です。
今回もとても思い出深い旅となりました。
京都の町はまだまだ魅力いっぱい。
京都の他にも行きたいところはいっぱいあります。
私のひとりぶらり旅、まだまだ続く、と言いたいところなんですが、ここのところの不況でその余裕もなくなってきました。次回は近場でどこかよいところはないかと探ってみようと思います。

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