消費税25%のススメ

欧州の消費税は全般的に高いのですが、いろんなことを勉強してみると、消費税が高い=生活しにくいということではなさそうということがわかってきます。
よく言われるスウェーデン。
高負担、高福祉の典型的な国ですが、国民はその消費税率に不満を持っているわけではなくて、むしろ、安心を買っているという意識の方が強いようです。
消費税によって生活が苦しいというわけではなく、むしろ消費税をたくさん払っているから生活がしやすいという面が大きいと感じました。
教育費、医療費の負担はほとんど無く、老後の生活も国が面倒を見てくれる。
そういう基本的な部分の安心感があれば、人間は穏やかに好きなことだけにお金を使って生きることができます。
消費税は、国という親が国民という子供のためにお金を貯金してくれて、基本的な部分は子供が困らないように親がお金を出してくれる、そういう構図なんですね、スウェーデンでは。
日本では、国が国民のためにお金を出してくれないから、消費税を惜しみ、子供の教育費に不安を持ち、老後の生活にさらに大きな不安を持ち、あくせく働いたお金を自分の責任で貯め込んでかなくてはいけない。貯めきれない人の方が多いから、子供や家庭を持つことに躊躇いを感じて社会も国もいびつになっていく。
「そんなのは自己責任、ちゃんとお金を貯められない人は老後も苦しめばいい。子供や家庭も持たなくていい。国が教育や医療、老後をすべて見るとなれば、国民は怠けてしまう」、といういう考えも根強い。日本ではそれは主流の考え方だと思います。しかしその一方で、何かあると国に責任を求めたり要求したりするという国民性もあり、どうも都合よくしか考えないという面もなくはありません。
日本は政治にも何事にも哲学がないと感じることが多いですね。
自分の損得を上回る哲学を持っている人が少ない。
言い換えれば、すべての基準は自分の損得。
その哲学の無さが、スウェーデンのような高負担、高福祉の方向に迎えない大きな原因。
残念ながら、日本という国(=政治家、官僚)は国民の親になれる器量を感じられません。信頼も持てません。そんな親に大事なお金を預けるわけにはいかない。社会保険庁の仕事やその対応を見てもあきらか。
だから、自分のことは自分でやるさという考えになっても仕方がない。
そして堂々巡り。
日本という国をどういう国にしたいのか?
二大政党もいいが、そろそろそういう大事なことを争点にしてほしい。
ああ、そうか、自分の損得しか考えない政治家や官僚には無理か・・・
私の頭の中は堂々巡りとともに絶望感が覆っていきます。

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