「あなたは今、幸せですか?」
終戦記念日にはこういう問いかけをよく耳にします。
戦後65年、日本人は幸せになったのだろうか、それを確認しようとでもしているのでしょうか?
長い目で幸せだったかどうかを見るのと、今の境遇が幸せなのかどうかを見るのは物差しの尺度がまったく異なるという、そういう当たり前のことがわかっていないような気がします。
「あなたは今、幸せですか?」
という回答で幸せの割合、不幸せの割合がどうであても、それはこの65年の日本という国の辿った足跡の評価にはならないことなど明白です。
ひとつひとつの政策や制度を見れば、問題点は山積のこの国です。
自分の老後や子供たちの将来に対する不安はとても大きい。
しかし、戦争という過去の悲惨さや苦しみに対する比較をすれば、「幸せ」以外なにがあろうか。
この65年、戦争という直前の現実な死に向き合うこともなく暮らせてこられたことは、本当に奇跡である。
個々の人の境遇では、死に直面した不幸もあるでしょう。
それが国の政策や社会の問題が原因であることも多いでしょう。
でも、戦争という人の殺し合いが私の人生の中で一度もなかったとするならば、私はそれはそれでありがたかったと思うし、良かったと思う。それほど、戦争は悲惨で苦しいものだと聞いている。今もそういうことをおこなっている国々の惨状を見るにつけ、そう思う。
「あなたは今、幸せですか?」
それを今問いかける意味は、この65年間の日本の歩みを批判したりするためではなく、これからの日本の国作りのために生かしてもらうのならばとてもありがたいことです。
昨日のエントリでも書きましたが、65年前に日本のために戦って散っていった人たちがいるから今の日本があると考えることも非常に大切なことであるけれど、でも、その人たちは戦いたくて戦ったのでもなく死にたいから死んだわけではないはずで、本当は生きていて欲しかった命ばかりだったと思います。
本当に考えなくてはいけないことは、なぜ戦争をしたか。
なぜ、早く戦争を終結できなかったか。
それが一番大切なことではないのでしょうか。
「あなたは今、幸せですか?」
自分の人生の中で、人と人との殺し合いに遭遇しなかった。
私はそういう意味で、「とても幸せ」でした。
これからもそれか続く事を心から祈ります。
あなたは今、幸せですか?
徒然の思い

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