震災後、現状つれづれ思うこと

「東北地方太平洋沖地震」が起きてから2週間が経ちました。
世の中一変ですね。
放射線の値で対象地域の方は混乱し、計画停電という現代生活での不自由に追い込まれ、テレビではACジャパンのCMがやけに目に付きます。
被害者が一万人を越えた地震による津波被害に対する報道も、原発事故に霞んでしまっているところもあって、人々の関心は被害の大きさではなく、自分に降りかかる放射線被害のほうだというのも当然なのかも知れません。
放射線被害については、いろんな人がいろんなことを言っています。私は素人ですのでどの人の判断が正しいのかはわかりません。拡散のイメージは、原発から光のような放射線が出ているというのではなくて、放射線をかすかに発生する花粉のような微細な放射性物質が漂っているというイメージは持っていますが、基準値の何百倍とか何千倍というのが実際にどれだけ人体に影響があるのかはわかりません。
私が小学生低学年の頃は、雨に濡れると放射能があるから毛が抜けると言われていました。広島や長崎の原爆の影響がまだ語られていた頃です。その時の日本の状況に比べると今の状況はどうなんでしょう。
この話題は、自分の知識がないので自分で語ることは控えてきました(控えるというよりも、語れない)が、いろいろとネットで専門家と言われる人の意見を読んでいた中で、この人の考えは違和感ないと思う人を見つけました。
その人は、以前から知っていた人で、「たかじんのそこまで言って委員会」という番組などで、ゴミ分別は環境に実は良くないという意見を発信していた、中部大学教授の武田邦彦という方です。最初はウケ狙いのうさんくさい人だなぁと思っていましたが、内容を聞くとけっこう説得力があって興味深い話をしてくれるというのが印象です。武田教授のブログは、ここです。内容を読んでどう思うかは人それぞれですが、少なくとも私は専門家ではない一般の方々の立場にたっての内容が多いと感じられて、納得できる内容が多かったですね。
武田教授が、「そこまで言って委員会」でおっしゃっていました。
旭化成のウラン濃縮研究所長だった頃、プラント建設の承認を役所から得たあとに、プラントの設計に放射性物質を出してしまうまずい部分があり、それを直すために設計変更を役所に話をしたところ、役所が承認した内容を変更することはありえないということで、設計変更を役所は認めなかったそうです。
責任を履き違えていますし、本来の目的(国民を守る)を忘れてしまっているようです。そういう役所の保身の体質は今でもかわらず、それがあの原子力保安院の無責任な態度になってるのですね。
さて、中部地方に住み、直接的には地震や津波や原発の被害もない私のできることですが、それはふたつしかないと考えて、日々暮らしています。
一つ目は、被災者の方々の直接的な支援をすること。本当は現地に行ったりできればいいのですが、現実的にできることは募金くらいになります。
二つ目は、元気な日本を取り戻すべく、経済的に元気にしていくこと。企業活動は影響が多くてなかなか元には戻せませんがとにかく今までの状況に早く戻す事を目指し、その他は普通にモノを買い普通に暮らすこと。
どれだけ考えてもこのふたつしかできることはないと思いますし、あえてバカ騒ぎをするような非常識さは別として、被害のない私たちまでが自粛したり沈滞していたりしていてはいけません。
今回の出来事で感じたのは、日本が災害時に強いのは政治や政治家や役所の力ではないということ。これは痛感しました。日本が災害時に強いのは、自分のことだけではなく被災したみんなのことを考える普通の人々の国民性なんですね。そういう人たちがいる限り、日本は必ず立ち直る。そう思います。

コメント