別にACジャパンが悪いわけではないのですが、民放局が企業のCM自粛を受けて仕方なく大量に流されたことで、ACジャパンに嫌悪感を持つ人が増えたとも聞きます。
個人的には、ACジャパンのCMは、「ああ、言いこと言っているなぁ」と思えるものが多いのですが、四六時中見させられると、くどいとかしつこいと思ってしまうのは仕方ないことでしょう。それと、ACジャパンの震災の応援キャンペーンのCMは、ちょっと違うんじゃないかと思えるものなので、よけいにACジャパンの印象が悪くなってしまうのもやむを得ないことかもしれません。
「日本の力を、信じてる」とか、「みんなでやれば、大きな力に」とか、私はあまり共感しないのですよね。なぜかと言えば、当事者じゃない人が外から理想を言っているだけという感じがするのです。「信じている」って誰が何をするのを誰が信じているの? 「みんなでやれば」って、みんなって誰? 国が国民に復興を押し付けている、そんなふうに感じちゃうわけです。
そういう中、本当に被災者の方がみたら、自分達は孤独ではないんだと思ってもらえるのではないだろうかと思えるCMが流れていますね。何人かの芸能人の方が歌った、「見上げてごらん夜の星を」と「上を向いて歩こう」をワンフレーズずつつなげたCMです。最初に見たときは、じーんと胸が熱くなるような気持ちになりました。こういうCMを流す心意気に対して衝撃と感動も感じました。最後にさりげなく「SUNTORY」の文字が出て、サントリーのCMだとわかります。CMと言っても、商品の宣伝は何もないので、結果的には企業イメージの向上であるとしても、純粋に被災者の方々を元気付ける目的だと思ってよいと思います。
知らず知らずの間に、
♪手をつなごう ぼくと
♪追いかけよう 夢を
♪ふたりなら 苦しくなんかないさ
と口ずさんでいます。
あらためて、このふたつの歌の優しさと希望の力を感じないではいられません。
さすが坂本九、さすが永六輔です。
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コメント
ほんとにそう思います♪
震災直後の「へんなアリガトウサギ」や「えぃ~しぃ~♪」も耳につきましたが、今回のACジャパンとサントリーのレベルの違いも歴然です。
ものすごく強引に分類してしまうと、資本主義と社会主義の違いを感じます。インアウトが不明確で、プロパガンダが見え隠れし、それでいてなんだか他人事のようなACジャパンのものに対して、サントリーの「上を向いて歩こう」はその真逆…日本という資本主義的な体制もまだまだ捨てたものじゃないと思わせる、好対照なキャンペーンです。
ちはるさん
はじめまして、で良かったでしょうか。(^.^)
ACのCMは、ああそうかと気づかせてくれる良いものもあるのですけど(例えば、金子みすゞの「こだま」)、全体的に上から目線というところがあって、せっかくの内容が伝わらないかもなぁ~と思っていました。
その点、サントリーのは、自分達も弱いんだよ、同じなんだよ、だから希望を持って歩いていこうよと、みんなが同じ目線で思えるのですよね。
そういうところで、作る人の考え方や本心が見えてきてしまうんでしょうね。