今年1月公開の映画ですが、もうNetflixで無料配信されましたので観てみました。この映画は公開時に気にはなっていたのですが、ストーリーが想像できなくて映画館で観るまでもないかと思って映画館で観るのをやめた映画です。反社会的組織(組)でのカラオケ大会で最下位を避けたい狂児が、合唱部の部長である岡に歌の指導を頼むというストーリーで、狂児役の綾野剛と岡役の齋藤潤がとてもいい味を出しています。岡は合唱部のソプラノ担当で、変声期で高い声が出なくなってきていることで合唱部の活動に距離を置いており、その分、狂児との時間を過ごすことが多くなります。狂児は意外にも優しくて思いやりがあって岡を尊重し、岡はつきまとう狂児を避けながらも時に優しい言葉をかけてくれる狂児に心を許していきます。その過程が微笑ましくてとても楽しめました。反社会的組織が絡んでいますが、すべてコミカルに描かれているので深刻なところはまったくなく明るく描かれています。終盤で、岡が組のカラオケ大会で狂児の追悼のために歌う「紅」がとても心に響き、涙が出てきました。そのあとのオチを知っていれば泣くほど感動しなかったかもしれませんが、それでも情感あふれる「紅」でした。モヤモヤ感もなくスッキリと楽しめる映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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