岸辺露伴はドラマも映画も観たことがなかったのですが、高橋一生と飯豊まりえが結婚したきっかけとなった作品でもあるので、そのノリで観てみました。
岸辺露伴は、青年期に出会って心惹かれた女性(奈々瀬)からこの世で最も黒くて最も邪悪な絵(黒い絵)の話を聞いた。現在、新作を執筆中に、その絵がルーヴル美術館に所蔵されているという話を聞いて、ルーヴル美術館にその絵の取材に行くという物語です。
岸辺露伴というキャラクターは、人の心や記憶を本にして読めるという不思議な能力を持った人物ですが、映像でのその場面は、顔に面のように本が貼り付くという形をとっているのですが、もう少し違う表現ができなかったのかなというのがまず最初に感じたことでした。
「黒い絵」は、その絵を見ると見た人の過去の罪と後悔が襲ってきて、そのために幻覚を見るというものですが、それが明かされていくルーヴル美術館の倉庫でのシーンが、暗くてわかり難りにくかったのが残念でした。最後に奈々瀬の記憶を露伴が読むことにより、「黒い絵」や奈々瀬の素性が明かされますが、死者の心は読めないといっていたのになぜ奈々瀬の心は読めたのか、疑問に感じてしまいました。
他にも、前半は高橋一生の岸辺露伴ではなく長尾謙杜の岸辺露伴であったこと、「ルーヴルに行く」とタイトルにうたう割には実際のルーヴルでのロケはわずかだったこと、解き明かしとなるシーンが冗長に感じたこと、謎解き要素があまりなく面白味を感じなかったこと、奈々瀬が露伴の前に現れた意味があまりよくわからなかったこと、など入り込めない要素も多かったように思います。
不思議な「黒い絵」にまつわる出来事やその素性を解き明かす、そして不思議な女性の正体は誰なのかというのが、この映画の見どころだと思うのですが、そんな感じでその物語に入り込めず、私的にはあまり面白いとは感じない映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。





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