ちょっとした告白

いつの頃からか、逃げる事が出来ない空間が怖くなりました。
満員電車
観覧車
音楽会
映画館
厳かな会議
高速道路
などなど。
その場でじっとしていることが苦痛になり、それを回避できないという不安と緊張感がそういう気持ちをさらに高ぶらせて、最後には卒倒するような感覚になり手に汗が出てどうしようもなくなってくるのです。
若い頃は怖いもの知らずと言われて、目上の人であろうが誰であろうがどういう場であろうが言いたいことを言ってきた私なのですが、心の中ではずいぶん背伸びをして無理をしてきたように思います。その無理が限界に来て、ある時期から些細な不安や心配を自分の中で処理しきれなくなったのかなと思います。逃げることができない辛い事に対して身体が拒否反応を起こす、そういうことなのかも知れません。
こういう「病気」はなかなか人に理解してもらえないものなんです。気が小さいとか弱いとか気持ちの持ちようだろうということで片づけられてしまうことが多いです。だから、ひとりで苦しんでいたり自分は弱い人間だと思い込んで悩んでいる人が多いのかなと思います。
でも、これはごくごく普通の「病気」なんです。
無理に気持ちを強くしようとして無理をすると、余計に悪くなります。
風邪をひいているときに寒い屋外で身体を鍛えてはいけません。
私も数年前に知ったことなのですが、私のような症状は薬で充分コントロールできるのです。
私は、その「魔法の薬」をいつも持っていて、不安が襲ってきそうなところに行くときには必ず服用するようにしています。
だからどうだってことはないのですが、同じような悩みを持っていらっしゃる人もいるかと思ってカミングアウトしてみました。
こういう日常のちょっとした心の病気に対しては、あくまで精神力に帰着させたいと考える人々が多いのが現実です。

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