映画「君たちはどう生きるか」

一昨日からの右足の甲の痛みですが、庇いながらなら歩くのに痛みを感じなくなったので、無料クーポンを使って映画「君たちはどう生きるか」を観てきました。【以降注意、ネタバレ含みます】
評判は賛否分かれているそうですが、私はとてもジブリらしい映画だと思いました。最初は、タイトルと戦時中という設定から、真面目で説教臭い内容かなと想像していましたが、母を亡くし都会から田舎に疎開した心屈折した少年眞人が、いなくなった新しい母(実の母の妹)を探して謎の塔の中の異世界を冒険をして、自分の生き方を見つけるというジブリらしいファンタジー作品でした。登場キャラクターや風景も過去のジブリ映画と重なるところが多く、敵だと思っていたアオサギが眞人を助けて最後は友だちになるという設定もどこかで見た気がします。映像もとても美しくて魅せられました。ただ、分かり難さは歪めないかなと思いますし、感動、楽しさ、笑い、涙はそれほどでもありませんでした。難しく考えて観ていたせいもあるかもしれません。特にタイトルと重ねて、観る人に何を問いかけて何を示唆しているのかというのは、捉えにくいと思いました。また、謎の塔の存在も、何もわからない段階では頭の中に疑問が飛び交い、何なんだろうという思いが先に立ちました。しかし、そこが宮﨑駿のジブリの世界だともいえ、素直にその世界に入り込んで観るのが良さそうです。最後に大叔父から、世の中を象徴していて不安定になっている積石を正しく戻すことを託された眞人が自分の悪意も認めて自分の生き方を選択するというところが、今のきな臭く理不尽なことの多い世界情勢の中でも自分を信じて生きてほしい、というメッセージなのかなと思いました。積み上げた13個の石が宮﨑駿監督作品、大叔父、眞人が宮﨑駿と宮崎吾朗であり、この映画自体が新しい宮﨑駿のこの先への思いであるという見方もあるようですが、私の知識ではそこまで考え及びませんでした。この映画は、予備知識無しで観て欲しいからか、事前に情報は何も明かされず、パンフレットも現時点では販売されていません。キャスト(声)もエンドクレジットをみてそうだったのかと思う俳優さんばかりで、そういう意味でももう一度観てみたいと思いますね。とても奥深い作品で良かったと思いました。(下の私のホームページでは声の配役を掲載しています)
映画の後は、映画チケット半券で割引、大盛り無料のざるそば大盛り+ミニねぎとろ丼で腹を満たして帰りました。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

コメント