映画「嘘を愛する女」

「嘘を愛する女」というタイトルから直感的に思った内容とは違った、とても良い映画でした。嘘というのは、「愛していた男がついていた嘘」、または「その愛した男」という意味で、その嘘に戸惑い悩む女の物語でした。恋人である桔平がくも膜下出血で倒れてわかった嘘、その嘘の真実を知りたくて、桔平の書いた小説をもとに探偵の海原とともに瀬戸内を巡りながら桔平の過去を調べていきます。話していた内容だけではなく、自分を愛してくれたことも嘘なのか、本当に真実を知ることは良いことなのか、その複雑な由香利の心情がよく伝わってきました。その感情は切なく、その過程で訪れる瀬戸内の灯台の風景は美しく、探偵の海原の憎まれ口をたたきながらも協力していく関係は面白く、それだけでも十分楽しめましたが、最後に桔平の悲しい過去がわかり、書いた小説の本当の愛の意味がわかったところから、私はもう涙が止まりませんでした。そうか、そういうことだったのかと、今でも思い出すと涙が出てきます。とても優しくて感動的な映画でした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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