映画「犯人に告ぐ」

この映画は面白かったです。子供の連続殺人という題材は心に痛みを感じますが、犯人を追い詰めるストーリーとしては最後まで興味深く入り込むことができました。映画を貪るように観るようになって豊川悦司の映画もよく観ますが、豊川悦司の映画は安定感があると思います。この映画でも、出世や名声やプライドや縄張り意識ばかり感じさせる警察幹部の中で、純粋に犯人を憎み捕まえることを第一に考える純粋な警察官を見事に演じていますし、子供や家族に対する愛情も感じられます。報道番組を使って犯人を追い詰めるというやり方自体は危険な感じもしますが、そのスリルをこの映画ではそれほどの違和感なくうまくメインの題材に使っていると思いました。最後まで気を抜けない面白い映画でした。すべて事件が解決して穏やかに終わりと思ったら、病院のベッドで急に巻島が眼を見開くという終わり方は驚きました。何かの布石か、まだ何か疑問を残したままだと気づいたのか、とても気になりました。気になったのでネットで調べたら、監督の話として「子供を何人も殺す悲惨な映画だったので穏やかには終わりたくなかったということで深い意味はない」ということでした。

上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。また、ネタバレの記述もありますのでご注意ください。

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